ちゃり記/2004.05.15
2004.5.15(土)
| コース：新三国橋〜なにわ自転車道〜鳥飼大橋〜北河内サイクルライン〜牧野〜赤川仮橋〜十三(64.92km) |
まずは淀川へ
この日、15日の土曜日は午後から雨、日曜日も一日雨という予報だったので、自転車に乗るなら今しかない！と土曜日の朝、朝食を食べた後に出発しました。今回は前回行かなかった淀川の上流へ走るのをやってみようと決めてうちを出ました。
狭い旧能勢街道から国道176号線に出てひたすら南下。服部、庄内と通り過ぎて新三国橋へ。これを渡っていつものなにわ自転車道の入り口に到着です。前回はここで曲がるのがめんどくさい、と海の方に行っちゃったのだけど、今回は慎重に曲がって淀川との分岐の方へ。神崎川を上流に向かって進みます。
このあたりでは前日に行った新人歓迎会でだいぶ飲んだせいもあってか、体調は今ひとつ。向かい風が思ったより強く低い姿勢で走り続けたので息苦しくなってきたのもあります。あ〜、もう少し腹へっこませないとなあ（涙）
自転車道は歩行者も歩いていて、特にリハビリのお年寄りも多いので、その辺は注意して相手を驚かせないようにスローペースでパス。でも、それより怖いのが鳩（笑）。こちらが見つけてよけようとするのですが、あちらは慌てて飛び立とうとするのはいいのだけど、私がよけようとした方に走ってくる。何回かひきかけました。まだ鳥は一度も引いたことがないのだけど。
そういやジロ・デ・イタリアではかつて猫が飛び出してきて先頭集団の選手たちが大落車を起こしたなんてこともあったそうです。気をつけなければ（汗）
そんなことを考えながらもペースはボチボチ。向かい風の中、20km/hちょい程度で走ります。安威川との合流点を過ぎ、横目でサッカーをやっている子供たちを見ながらさらに前進。新幹線のガードをくぐる頃には空も広くなってきて、やがて製紙工場の赤と白に塗り分けられた煙突が見えてきます。
ここでこれまでの平坦からゆったりとした登りで淀川土手への登りへ。おおっ、かなりきつい。まだまだ体調はいまいちらしい（涙）
信号を越えると土手の道への登り道に。これを登ると広大な河原の淀川です。
淀川をさかのぼる
ここから一瞬下流側に行くか上流側に行くか迷ったのだけど、結局はもちろん上流に向かいます。なぜ迷ったかというと、この先の道がしばらく砂利道なのです。タイヤに負担がかかるのはちょっといやだったのだけど、結局はそちらへ。ガタガタと揺れながら土手の上の道を走っていきます。砂利でガタガタするのを除いたら気分は最高。天気もいいし。でもちょっと日焼けするかな？（汗）
土手の上の道が舗装になる手前で土手の芝生の工事をしている人たちのトラックが。これが２台あったのですが、片方が右に、もう一台が左に寄って止まっているので、通りにくい。両方同じ方に寄ってくれればちょうど自転車一台通る幅が空くのに（怒）仕方ないのでその横にある土手の保護用にコンクリートで固めてある部分を通って先に。
前には鳥飼大橋がすぐそばになってきました。一旦その鳥飼大橋をくぐって橋のむこうに出て、それから鳥飼大橋の歩道に。そのまま橋を渡って右岸から左岸へ。それにしても何度通っても大きい橋です。横をモノレールが通り過ぎていくし〜（＾＾;;
渡りきって下に降りると淀川河川公園です。この公園は全部で39の地区に分かれていて、隣接して、あるいは少し離れて淀川に沿って公園になっています。またそれぞれが自然地区、野草広場地区、施設広場地区、景観保全地区に分類されていて、自然に近い風景が見れたり、遊んだりスポーツが出来るようになってたりしています。
それらを横切るように北河内サイクルラインが。走ってます。快調に、しかし風が強くてちょっとしんどい（汗）ここらでちょうど１時間近くになって、公園に水飲み場があったのでそこに行って水を飲み、顔を洗います。すっかり汗かいてたので気持ちいい（＾＾）
自転車道の部分がきれいに分かれているので大変走りやすい。しかし、時々ある車止めはなぜかどれも通りにくいです。他のところはそれほどでもないのになあ。きちんと自動車と自転車の分離が出来ていないのでこういうのが必要になるのですけど、もう少しなんとかして欲しい。
さらに向かい風が相変わらずきついです。風に向かって走っている感じ。自転車道は土手の上を走ったり河川敷を走ったりしながらどんどん北東に。やがて右側に観覧車が見えてきました。ひらかたパークの大観覧車（スカイウォークという名前がついているらしい）が。私は元枚方市民だったので何回もここには行ったものです。そういや昔デートでこれに乗ったことがあったなあ…と、思いつつも、さらに先に進みます。やがて枚方大橋をくぐって今度は車道の横に出てきました。渋滞する道路を横目に自分のペースでさらに疾走。再び河川公園の方に降りていくと、右側には京阪枚方市駅の駅前の繁華街が遠くに見えて、懐かしいような、でも全然変わっているので、ねえ…
さらに北上〜折り返し
さらに進んでいくと天野川に出ます。この川ももう少し上流の方には、私の住んでいた枚方の香里団地からそう遠くないので何回か遊びに行った川です。
この川にかかる天野川水防橋を渡ってさらに北上。ここから先は河川敷がゴルフ場などになってしまうので、ひたすら土手の上の道です。向かい風、そして横風が強い。おもわずハンドルを取られてしまうほど。左側には淀川の河川敷に牧野パークゴルフ場が見えてきました。走っていると風の音が凄くて聞こえないのだけど、スピードを緩めると野鳥の声が聞こえます。ちょうど30kmになったのでここで自転車を止めて一休み。う〜む、のどかな感じです。
この先にも道が続いているのですが、折り返すのに適当な距離、だと思ったので、ここで折り返すことに。自転車を反転させて元来た道を戻ります。しかし、先ほどまで向かい風だったのが追い風になるはずなので楽になるか、と思ったら、横風の方が強くてあまり楽にならない。スピードもなかなか上がってきません（涙）
それでも天野川の手前で河川敷に降りる道があって、それを下っていくスピードを使って加速。お〜、スピードが出る（＾＾）。そのまま野球をやっている少年の横を通り過ぎ、芦の生い茂る中を通り抜けて、一気に天野川を渡りました。この辺の芦原はかなり野鳥がいるようでなく声がだいぶしてました。本格的なカメラで撮影している人もいたし。
そこから再び土手に戻って自転車道に。車道の横を通って枚方大橋をくぐり先に進みます。再び自転車道に上がろうとしたところでなぜかチェーンがはずれてしまいました。そんなに派手に変速機を動かしたわけでもないんだけど。すぐにチェーンをはめ直して再び走り出します。
このあたりに来ると追い風のおかげもあってかなり快調なペース。途中、マラソンの距離42.195kmの地点では2時間4分くらい。止まった時間もゆっくり走った時間も入れてだから、私にとってはまずまずのペース。で、このあたりの公園の水飲み場で再び水を飲むつもりだったのだけど、快調なペースのおかげでとばしてしまいました。これが後で影響が出たらしいのだけど…。
しかし、追い風なので逆に前からの風を感じなくて止まっているような感じで、日差しの暑さだけがきつかったです。おかげでだいぶ日焼けしてしまったけど。
やがて鳥飼大橋、の下をぐぐっと潜ってしまいました。橋を渡って元の道を戻ればいいのに、大丈夫かいな…
パワーダウン…
橋の下を潜ると、またまた芦の生い茂る中を走ります。このあたりは下がぬれているところもあります。前に降った雨、というよりは川のせいみたい。
お年寄りでウェアからなにから自転車乗り〜みたいな人が走っているのをかわしたあたりで異変が。身体が急にだるくなって足が動かない。一気にスピードダウンです。ひょっとしてハンガーノック？さっきのおじいさんに今度は抜かされてしまった。しかし足が重くてスピードが出ない（涙）
えらいことになりました。うちまでまだ15kmはあるのに、帰りつけるのだろうか。わんどのあたりで一休みして再び走り出すけど、同じようなペース。先ほどまでの快調なペースはどこへやら。
自転車道が土手の上に登るのでその坂道を登ろうとしたのだけど、またまたチェーンがはずれてしまった。手が汚れてしまった〜。なぜ〜（涙）。チェーンをはめて押して上がると上に水飲み場があった。あまりいい水ではなかったのだけど、とにかく飲んでしまいます。やはりボトルゲージを買わないとなあ…。
へろへろと土手の上を走ります。風が吹くとふらふら。危ないなあ。土手の下には自動販売機が見えるのだけど、そこへ降りると上がってこれなくなりそう。しかしさすがに我慢できなくなった。きれいなスロープがあるところを見つけて下に降ります。自動販売機の前まで行って、アップル100%で水分と糖分も補給、ほっとしてふと横を見ると、真っ黒で窓にフィルムが張ってある車（＾＾;;。やばい、と思いつつもしっかりジュースを飲んで、そぉ〜っと自転車に乗って再び土手の上に上がりました。撃たれなくてよかった（汗）
ペースはあがらず時速20kmも出ないままふらふらと土手の上の道です。それでも普通の自転車よりは速いのだけど。しかし、へろへろになって走っているのが普通の元気な人の自転車を抜かしているのは不思議です。やはり自転車の性能なんでしょうね〜。
豊里大橋の前で河川敷に降りて（道がそうなっている）、野球やサッカーの練習している人らの横を抜け、わんどで釣りをしている人たちの横を通り抜けると、ようやく見えてきました。赤川仮橋。しんどいけどなんとか土手に上がります。今度は無事に上がれました。
前で高校生が３人、ふらふらと話しながら自転車で走っています。赤川仮橋で前にそいつらがいたらたまらん、と一生懸命こいでさっさと追い抜かして赤川仮橋へ。あれ、なんか車止めがついている（汗）
なんとか帰り道
それでも自転車は通れるみたいなので、そのまま橋の上を走ります。いよいよ拡張工事が始まるのでしょうか、それともメンテナンス？工事を始めている様子です。この橋はおそらく城東貨物線が乗客の乗る大阪外環状線（たぶん仮名）となった暁にはなくなってしまうか、すくなくとも仮橋ではなくなるのでしょう。ですからこの木の橋を渡るのもあとしばらくのことになりそうです。「便利」を取るのか「雰囲気」を取るのか、と言われたら今の日本では「便利」になってしまうのでしょう。まあ、生活道路としても必要な橋なのでなんらかの橋は新たに架けられるのだろうけど。
ところどころ補修された木の板の上を走ります。上は鉄道の鉄橋なので（複線の鉄橋の片方が木の橋になってる）すごくアンバランスな感じではあります。ぼこぼこ揺れて下の淀川の河川敷〜淀川もしっかり見えるので何回渡ってもちょっとだけ恐怖感が（笑）
橋を渡りきって、普段なら東に走るのですが、遠回りになる、と思って今回は西向きに、淀川沿いに走ってみました。おおっ、土手の一番高いところがずっと砂利道だ。仕方ない、そのまま走ります。下には舗装道路があって女の子が２人走っているのが見えるのだけど、降りる道がない。仕方がないのでそのまま走り続けます。まあ、前から自転車が来たし、どこかには出るのでしょう。上半身裸のおっちゃんもランニングしている（笑）
毛馬の淀川大堤を過ぎたところでようやく下に降りる道を発見、下に降りるとさっきの女の子たちは逆に上がってきました。ふと道がなくなるのかと不安になったのですが、ちゃんと道があるのを見つけてそのまま走ります。
阪急千里線、JR東海道線、そして新御堂筋と地下鉄御堂筋線を潜って行きます。大阪らしく、このあたりの河原でも生活している人たちが（汗）
このあたりも淀川河川公園の一部になっています。西中島地区から十三野草地区、だそうで、野草が生い茂るところを通り過ぎると公園が。水飲み場があるのでそこで手を洗おうとしたら、なんと野菜を切っている人が。なんでこんなところで切ってるねん。手が洗えない（涙）
もういいや、とあきらめてなぜか公園の中の道を走ります。子供たちを集めてペットボトルロケットの説明をしているおばさんおねえさんが。「あ、水入れるの忘れた〜」とか行ってるし（笑）
やがて十三大橋にかかります。上には毎日のように通勤で使っている阪急宝塚線が、そして国道176号線が。あと少しです。
ここにも車止めがあって、おばちゃんが自転車を通そうとして引っかかっている。おばちゃんが「こんなん、もっと楽に通すようにしてもらわな、あかんわ〜」と言ったので、私もそれに同調しながら自転車を担ぎあげてとおりました。橋を潜ると向こう側に土手への登り道が。それを登ると国道176号線に出ました。ここからはいつもの一本道。新三国橋を渡って北上です。途中、車庫から出てこようとした軽トラにぶつかりそうになったですが、なんとか怪我もなくうちまで帰り着いたのでした〜。
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