ちゃり記/2006.10.09
2006.10.09(月)体育の日 †
| コース：天竺川〜十三〜淀川〜山崎〜（自転車故障、以下徒歩）〜高槻〜茨木〜吹田〜豊津〜江坂〜服部 |
一気に枚方大橋まで †
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10月の3連休、台風等の影響もあったのか、土、日と天気が不安定でいつ雨が降るかわからない感じだったので外に出る気にならなかったのだけど、体育の日のこの日は一気に天候が回復、強かった風も弱まり、絶好の自転車日和〜♪
ということで、朝早くから出発した。先月末は家族とゆっくり乗ってたので、自分で好き放題乗るのは久しぶり。
今回は、大阪の渡し船巡りにしようか、それとも京都の南端まで行ってみようか、と悩んだあげく、京都の南端まで行ってみることにした。これまで東はまだ一度も大阪から出ていなかったので。
まずはうちを出て、天竺川沿いの道へを南下、いつも走り慣れたルートを使って神崎川ぞいまで出て、そこから三国橋を渡って三国駅の裏を通り、さらに南下して十三東の交差点へ。これを右折して新北野の交差点から十三大橋の方に向う。まだこの時間は空いてない今里屋久兵衛のお店の前を通って十三大橋の手前から右折、歩道を通って河原に降りる道に。下って早くも淀川の河原へ。快調です。快調すぎて（私にしてはだが）スピードが出すぎるので、そして、これまで走ったことのない距離を走る予定なので、ペースに注意して走ろうと。
ここからはひたすら河原道を進む。十三大橋をくぐった後、新御堂筋、JR東海道線とくぐる。ラジコンの自動車が白煙を上げてちょっと迷惑、と思ったら、草むらに突っ込んで動けなくなっていた（笑）その横を通り過ぎていく。
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長柄橋をくぐるとすぐ向こうに淀川大堰。こちらもいつも見慣れた光景だ。釣りに来ているおっちゃんらに混じって大堰の近くまで行ってみる。よく水門を見ると真ん中にある4門の主ゲートは閉じられ、両側2つの調節ゲートのみで水を流している。とりあえず、流れが穏やかということだろう。
しばらく流れを見て楽しんだ後、さらに北上。この辺は本来公園にするつもりなのだろう。建築中、という感じで荒涼としている。さらに淀川ゴルフコースの横を通り、家族で渡った赤川仮橋の下をくぐる。ここからしばらくはいつも走るコース。道も舗装されていて広いので走りやすい。同じ方向に向かって疾走するサイクリストが多い。彼らよりは少し遅いペースで走る。
横の淀川では浅瀬でのんびり釣りをする人の姿もある。こちらものんびりペースで鳥飼大橋をくぐり、さらに淀川をさかのぼる。いくつもの橋をくぐり、いくつもの公園を横切り、ゴルフ場の横を通過。やがて芥川にかかる。以前はこの川を越えるのに確か土手に上がり車道を通っていかないと行けなかったと思ったのだが、今回見たら橋があった（柵はあったけど）。なんだ、いけるやん、と橋を渡ってさらに東進。そこにいた蛇が自転車にびっくりして、あわてて草むらに入ってしまった（＾＾;;
やがて無事高槻ゴルフコースの横を通って枚方大橋に到着。ここまで出発して出発して1時間ちょい。驚くほど快調だ。このままだと京都の南端もそう遠くない。
高槻から、京都府に突入 †
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ここからはこれまで行ったことのないところになる。慎重に、といっても、枚方大橋を渡ってすぐは公園になっていて、家族連れが楽しそうに遊んでいる。なぜか一輪車をやってる子が多い。が、ヘルメットをかぶらなくて大丈夫だろうか。何の拍子で転倒するかわからないので、ヘルメットはかぶった方がいいのだけど…
そう思いつつ、高槻の淀川河川公園（大塚地区）を通り抜ける。
河川公園を抜けると道は再び荒涼としてくる。道自体はトラックも通れるような広い道だが、まわりは造成中のような光景。そして目の前に大きな煙突の建物が。高槻市前島クリーンセンターだ。建物は土手の向こうにあり、私はその下の河原を通る。車も通らずすごく静かな感じ。と、向こうからおじいさんが歩いてくる。よたよた歩いて、手には棒を持っている。何をしているのか？と思ったら、ゲートボールのスティックを持って、ボールをひたすら突きながら歩いていたようだ。荒涼たる河川敷に風の音と、時折それを破る木の打撃音が響く…
おじいさんとすれ違ってしばらく走っていくと、河原の草の背がどんどん高くなって道も砂利道に。砂利道を突っ切って向こうまで行けるような気もするが、もしこんな河川敷で動けなくなったら辛そうだ。ということで道を折り返す。さっきのおじいさん、前より先に進んで、相変わらずゲートボールで前進していた…
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クリーンセンターの手前まで戻って土手に登る。土手には車道があってそこを走っていけば良さそう。ただ、道が狭いので時折自動車を前に行かせながら進んで行く。バスも通るようだ。遭遇したくないなあ…。と、途中から川側に歩道らしい道が現れたのでそちらに上がる。そして淀川を見て、ほ〜っと。
広い河原一面に人よりも背の高いヨシがびっしり密生していて、風にそよいでいる。鵜殿のヨシ原というのだそうな。下に降りる道があったので降りてみる。すごく不思議な、子供の頃に帰ったような雰囲気。しばらく走ったが途中行き止まりぽかったので再び土手に上がって進む。
しばらく行ったところでまた河原に降りる。向こうには京阪の樟葉駅が見えた。これまで淀川の河原は樟葉の手前までしか走ったことがなかったので、東ではこれがこれまでで一番遠くまで来たことになる。ただ、足の方は疲れてない。まだまだ走れそう。大丈夫！
しばらく走ると水無瀬ゴルフコース。ゴルフ場の一番土手側にある道をしばらく進んで行く。ぐるっと迂回する道を回ってしばらく行くとまた公園。野球場があって野球をしている人がいる。このあたりから道は砂利道に。走りにくい。でも、上の国道を走るのはいやだな、と河原を走る。この時車道に上がっていれば…（涙）
やがて京都府に突入。川の名前もいつしか淀川から桂川に変わっている。やった〜、京都だ。そして自転車の距離計も45kmほどに。このまま行くと100kmペースだろうか。このままもう少し上流で桂川、宇治川、そして木津川と渡り樟葉側から南に向かって帰ろう、そう思い始めていた。
トラブル発生！ †
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再び砂利道、スリップしたりしながら進んで行く。走りにくい。まあもう少しで折り返しだし、とがんばって進む。しばらく走っていくと、川に遭遇した。ところが橋がない。昔はあったのだろう。橋の向こうには道がある。しかし、現在橋がなくなっている。
しかたない。一度戻って国道171号線をしばらく走ろう。そう思って道を戻り、国道への登り道の手前まで来たとき、そのトラブルは起こった。
「ガシン」と音をたててペダルがロック。一瞬で完全に止まってしまった。あわてて降りてみる。以前同様にロックしたことがあり、その時はチェーンが後輪に噛んで動かなくなったのだ。きっと同様に違いない。と自転車を降りて後輪を見た私は、言葉を失った。
変速機が引っかかっている…
本来、後輪の軸の下でギアチェンジの為の動作を行うはずの変速機が、後ろのフォークと後輪の間に挟まり、自転車が動けなくなっていたのだ。え、てことは、変速機を止めていた金具が壊れてしまった？（汗）
変速機を外してみた。がたんと下に、そのまま地面まで落ちてしまった。チェーンは完全にゆるんでいる。走れない…（涙）
距離計を見た。46kmほどを指している。ここまで46km走ってきたのだ。ちょっと遠回りした分を入れてもまっすぐ帰っても30kmほどある。現在時刻は12時。帰り着くのは夜か、夜中か…
それにしても、パンクの修理キットは持ってきていたけど、まさかこのあたりの金具なんか持ってきていない。輪行バッグも持ってなかった。絶体絶命…
落ち込んでいても仕方ないので、壊れた変速機を引っ掛けられそうな場所に引っ掛け、国道に上がって大阪に向かって歩き始める。運良く向かう方向が下り坂なのは救いだけど、自転車屋さんがあるとは思えない道。狭い歩道を自転車を押しながら歩いて、やがてグルメシティ水無瀬店が見えてきた。日陰に入って水を1口のみ、地元の自転車屋さんに電話して状況を説明、近くの自転車屋さんを教えてもらう。高槻のお店を紹介してもらって高槻に向かって歩き始めた。国道171号線をひたすら大阪に向かって進む。ちょうどお昼。レストランがあちこちにあって空腹の私にはとても辛い…
やがて阪急京都線をくぐる。バス停があるので、徐々に前に進んでいることを確認しつつ前へ。そしてようやく高槻の街中に入ってきた。時刻はすでに2時を回っている。この時点ですでに足の裏がひりひりしていた。
自転車屋さんを見つけるのに少し手間取る。ようやくその自転車屋さんを見つけて見てもらうが、変速機を付け替えないと無理だと。その自転車屋さんのいう金額の金は持ってなかった。
自転車屋さん曰く、「無理ですね。ウォーキングですな。天気もいいことだし…」と。
ちくそう、わかったわい。歩いたるぅ〜（涙）
歩いて帰る（前） †
お店を出て府道高槻茨城線に入る。府道と言ってもごく普通の道路。歩道はほとんどないので、道の端っこの方を自転車を押しながら歩く。吹田まで出ればなんとかわかるが、高槻、茨木あたりは道もあまりわからないので歩く基準は太陽だ。基本的に太陽が正面かやや左くらいに見えるように注意して歩く。と言ってもこのあたりはほぼ一本道に近いが…
やがて総持寺の商店街に入る。ここもどうやら同じ府道らしい。なかなか富田、総持寺の文字が消えない。商店街を抜けてだいぶ歩いて阪急のガードをくぐるあたりでようやくマンションに「茨木東」の文字が。あ〜、やっと茨木だ。
安威川を渡るのにちょっとしたアップダウン。すぐ近くに阪急が走っていて徐々に停止していくのが見える。きっと茨木駅だ。橋を渡ってしばらくいくと阪急茨木駅の長いガード下に出る。やがて阪急茨木駅を通過。太陽に従って道をJR茨木駅の方に取る。茨木市の官庁街に入ると向こうの方からスーザの行進曲が。地元の学校が演奏しているらしい。ちょっとこの音楽で力が湧きました（＾＾）
そのまま商店街を抜けてJR茨木駅のガード下へ。あらら、車道はくぐれるけど歩道は駅の南側に向かっている。とうとうJR茨木駅へ。道がわからない。おそらくJRの向こうに出ないと帰れないはず。しばらくそのあたりをうろうろする。しばらく歩いて、ようやくJRをくぐる地下道に。人、自転車、そしてバイクが通るのだが、なかなかかっ飛ばしてくる。注意しながらくぐってそのまま大きい道に。府道大阪茨木京都線だ。確信はなかったのだけど、おそらくこの道を行けばJR吹田駅の方に出られそうだと予感がした。そのまま、道を吹田方面に向かって進む。
やがてマイカル茨木の横を通過。時刻は4時頃になっていた。うちに電話して子供に状況を少し伝える。
すぐに中央環状線、そして大阪モノレールをくぐる。宇野辺から新芦屋下を経て千里丘の街に入る。このあたりになると歩いている人が少なくなってきて、自転車を押して歩きやすくなってきた。ここでもバス停の表示を見ながらどのあたりか確認。
それにしても千里丘という町名の地帯は広い。JR千里丘の駅のだいぶ前から千里丘で、駅の前を通り過ぎてかなり行ったところでも千里丘だ。「千里丘」だけで30分は歩いてたんじゃないだろうか。やがて岸辺駅の横を通過。足の裏はすっかりひりひりだし、太ももやふくらはぎもやばい。ふくらはぎなんかつりそうだ。しかし、太陽はだいぶ西に傾いている。すでに時刻は5時になろうとしている。早く帰らないと暗くなってしまう…
やがてJR吹田駅前にあるビルが見えてきた。片山町の商店街の中を通って、やがてアサヒビール吹田工場の裏に。いや、こちらが表か。時刻はすでに5時半。もう一度うちに電話を掛け、先に進む。
歩いて帰る（後） †
ここで、「北の千里の方を通った方が近かったんじゃないの？」と思う人がいるかもしれない。しかし、このあたりは北に行けばいくほど登り下りが多い。いい加減疲れた足で登り下りはちょっときついかも、と南よりのコースを通っていたわけです。
阪急吹田駅の手前で道を右に曲がって豊津駅の方に向かう。このあたりは登り坂になっているが、それほどでもない。登り切ったところが豊津駅。このあたりでお日様もほとんど沈んでしまった。そのまま阪急千里線を越え、服部の方に向かう道に出る。
ここから服部への道はほぼ直線だが、道は狭く暗い。歩きにくくて仕方ないが、他の道ほど登りが少ないのでこの道を進んでいく。
途中、突然おばあちゃんに声を掛けられてしまった。「なんか、夕焼けがやたらに赤くないですか？」と。一瞬なに？と思ってしまったが、どうやら北朝鮮の核実験で心配になって空を見ていたのだろう。おそらく3連休の最終日で空気も普段よりきれいになったから赤みが増しているのだと思うけど。
やがて江坂に。新御堂筋と地下鉄御堂筋線をくぐると、さらに道が細くなる。しかもバス道路なんだよな〜。
車が来るたびに止まって避けないといけない狭さだ。疲れがかなり来ているが、注意して歩かないと。
小曽根の街中を越えると、いよいよ服部への最後の登り、天竺川だ。前に通ったときにここの記憶がなかったのだけど、意外と登りがきつい。ただ、天竺川の橋には歩道が着いていたので助かった。それにしても、このあたり、ふと静かになってしまう。車が急に途絶えて、あちらには墓地が。ちょっと怖い…
橋を越えると服部への下り道。ここから先は歩道がほとんどないので怖い。地元の人は裏道から行くようだが、私はわからないままに車道（バス2台ぎりぎりなのに、バスがすれ違ったりする）を必死に歩いて、ようやく国道176号線、服部駅前に出た。あ〜、よかった。ここまで来れば後は普段の道を歩いて帰るだけ…
時刻は7時少し前。ほっとしたら、足の裏の痛みが倍増してしまいました〜（涙）
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