よしなしごと/2005-07-12
＜自転車＞ツール第10ステージ、ランス、一気に… †
ツール・ド・フランス公式ページ（仏英独西お好きな言語で）
やはり最初の山頂ゴールであるこのステージが大きな勝負どころとなった。
1級の山岳Cormet-de-Roselendを下ったところで、それまで逃げていた選手たちをぶちぬいてヤクシェ（リバティセグロス）とペレイロ（フォナック）が先頭に。他の選手たちは追いつくことが出来ずこの2人で最後のCourchevelへの登りに入る。
後ろからディスカバリーチャンネル、ものすごい引きのまま登りへ。スプリンターのヒンカピーからポポヴィッチのバリバリの引きに、ペレイロ、ヤクシェが吸収され、マヨ（エウスカルテル）や昨日まで総合2位のモロー（クレディアグリコル）、さらには昨日総合5位のヴィノクロフ（T-モバイル）さえも遅れてしまう。さらにポポヴィッチ、全力の加速でウルリッヒ（T-モバイル）らも遅れてしまい、最終的に残ったのはアームストロング（ディスカバリーチャンネル）、ラスムッセン（ラボバンク）、バルベルデ、マンセボー（イリェスバレアレス）、バッソ（チームCSC）の5人のみ。ここからさらにバッソも遅れて、残りの4人でゴール前まで緊張感をはらんだまま、前回ここを通った2000年にはパンターニがぶっちぎりで優勝した登りを登っていく。
ゴール前、山岳ポイントを加算したいラスムッセンがアタックするが実らず、そのラスムッセンの後ろからアームストロングがアタック。それについて行ったのはバルベルデのみ。結局この2人でゴールスプリントとなり、バルベルデがステージ優勝。若干優勝を譲った感もあるアームストロングが2位でゴールし、総合優勝を再び奪い取った。ラスムッセンは3位でゴール、総合でも38秒遅れで2位にとどまった。
問題は、置いて行かれた、本来アームストロングの対抗となるはずだった選手たち。
バッソが1分1秒差でゴール、総合3位は守ったがアームストロングに2分48秒も差をつけられてしまった。昨日総合2位だったモローは2分42秒差で4位に転落。今日がんばったバルベルデが3分16秒差につめ、総合5位にジャンプアップ。
しかし、T-モバイルはほぼ全滅。アームストロングの最大の敵だと言われたウルリッヒは4分2秒差の8位、去年総合2位だったクレーデンは4分16秒差の9位、そしてヴィノクロフに至っては6分32秒差の16位まで落ちてしまった。う〜む（汗）
ちょうど去年の最初の山岳が終わった時と同じように、ライバルたちはみんな遠ざかってしまった。このまま今年もランスが優勝して、有終の美を飾るのか、それともライバルが復調してくれるのか、伏兵ラスムッセンにも期待したい気持ちもあるけど、彼が総合優勝をねらうのは難しいだろうなあ…
明日のステージで今日遅れた面々が挽回してくれるのを望むばかりです。
＜自転車＞第10ステージのランタン・ルージュ †
今日はまずペトロフ（ランプレ・カッフィータ）が血液検査でドーピングコントロールに引っかかって出走できなかった。そして同じチームのグロムザー（ランプレ・カッフィータ）も途中リタイア、完走者は173人まで減ってしまった。すでに16人減ったわけですな…
頂上ゴールということで、スプリンターたちを中心としたグルペット集団はバルベルデから38分11秒差でゴール。それほど差がつかないまま終わったので、ランタン・ルージュは昨日に引き続いて今日もイケル・フローレス。彼も最後のグルペット集団でゴールラインを通過した。
エウスカルテルのチーム自体もあまり目立った動きがないし、ひょっとしたらしばらくはフローレスのままかもしれない…
＜News＞でた、ハイタン！ †
気象庁:気象情報 台風情報
12日午前9時、台風5号ハイタンが発生した。今のところ中心気圧は1004hPa、まだ日本から遠いところにあることもあり、日本への影響は不明。
しかし、ずいぶんひさしぶりの台風だなあ。6月はじめ以来ですから、こんなに台風が来ない年もめずらしい。去年と全く逆な感じ…
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