よしなしごと/2006-07-23
＜私＞今日は一日うちで…、で、ちゃり記を更新 †
今日は微妙に雨が降ってたりして、私の体調の関係もあって一日うちにいました。
てなわけで、せっかくなので先週の日曜に舞洲から天保山の方まで行ってきた分のちゃり記を更新なんぞしてみました。お暇な方、読んでいただければ、うれしいです（＾＾;;
＜自転車＞ツール・ド・フランス最終ステージ、いよいよパリ・シャンゼリゼ！ †
Tour de France 2006 公式ページ（英語）
今日は先に少し書いてしまおう…
最終の第20ステージはパリ郊外のアントニー・パルク・ド・ソーからパリ・シャンゼリゼまでの154.5km。最後はシャンゼリゼの周回を9周目に先頭でゴールした者が最終ステージのステージ優勝者となる。
各賞の争いはもはやないかな？
総合リーダーはランディス（フォナック）。総合2位のペレイロ（ケースデパーニュ）は59秒差。総合3位のクレーデン（T-モバイル）は1分29秒差。もうよほどの事がない限り、争うことはないと思うけど。
ポイント賞はマキュワン（ダヴィダモン・ロット）、山岳賞はラスムッセン（ラボバンク）がゴールすれば確実に決定だし、新人賞のクネゴ（ランプレ）とフォーテン（ゲロルシュタイナー）の差36秒も、最終ステージでひっくり返すには大きそう。ということで何の争いもなく、シャンゼリゼ周回まではお祭り気分でレースが進みそうな予感。わからないけど。
それにしても、フォナックのランディス。第16ステージでまさかの大停滞で8分8秒差をつけられたのに、第17ステージでそれを30秒差まで引き戻し、最後のタイムトライアルで逆転、ってなんか凄かったですねえ。
アメリカ人としてはレモン、アームストロングに次ぐ3人目の総合優勝、だったはず。
2位のペレイロにしても、第13ステージで30分近くの差をひっくり返してゴールしたのが今の順位につながっているし。クレーデンも最後のタイムトライアルで逆転して3位に。今年のツールは逆転ツール、と言っても過言ではないですね。
しかし、ランディス、所属チームのフォナックは今年いっぱいでスポンサーを降りることが決まっていて、フォナックは最後のツールになってしまったし、ランディスについてもツール後に股関節の阻血性骨壊死ということで手術。復帰するのはなかなか難しいようで、ヘタすると最後のツールになってしまうかもしれない。
そう思うと、ちょっと寂しいものがあります。
また、ツール直前のドーピング騒動でウルリッヒとセビーリャがT-モバイルから解雇されてしまったそうですし。こちらの騒動の余波はまだまだ続きそう…
まあ、どちらにしても、最終ステージ、シャンゼリゼ。
誰が最後のステージ優勝を飾るのか、楽しみです（＾＾）
＜自転車＞そしてツール・ド・フランス最終ステージ、ハスホフト圧勝！ランディス総合優勝！ †
Tour de France 2006 公式ページ（英語）
で、現地時間の13時50分にレースディレクターのジャン・マリー・ルブランさんがスタートの旗を振って最終ステージの幕が切って落とされた。ちなみにルブランさん、今年でレースディレクターをやめると言うことでこれがおそらく最後のスタートの合図。
ただ最終日、各賞の行方もほぼ決まったと言うことでレースはのんびりムードで始まる。みんなふざけて写真を取り合ったりいろいろ話をしたりしながら走っている。プレスの要望で各賞のジャージの選手が並んで走ってたり。
そう、ツール・ド・フランスの最終ステージは基本的にシャンゼリゼの周回に入るまでは争うことなくパレード走行となるのが慣例なのだ。
そんな中、先頭から飛び出したのがライプハイマー（ゲロルシュタイナー）。下りを利用してす〜っと前に出て、そこからペダルを踏んで加速しだした。え？まさかこんなところで逃げる？と思ったら、突然立ち止まって自転車ごと歩道に上がり、大集団を拍手で迎えてた。どうやらジョークらしい（汗）
そんなこともありながら、非常に遅いペースでそれでもどんどんパリに近づいていく。オルリー空港、ベルサイユ宮殿の横を通り、やがてセーヌ川。エッフェル塔の見える道を走る頃にはランディスのチームメイトフォナックの選手たちが先頭を固めて走っている。
やがてシャンゼリゼの周回に入る。最初の周回はフォナックが引いて走る。が、ここでディスカバリーチャンネルの選手が前へ。エキモフだ。彼は今年のツールが最後になるということで、選手たちが彼を前に出して走らせることにしたらしい。選手たちの前に出て観客に手を振るエキモフ。とてもうれしそう。
エキモフが集団に戻ったところでいよいよ本格的なレースが始まる。フォイクト（チームCSC）あたりが何度もアタック、ついに15人ほどの逃げ集団が出来、一時は30秒近い差を集団に対して開けるが、後ろの集団もゴールスプリントで勝負したいコフィディス、リクイガスらのアシスト勢が必死に引く。リクイガスなんかガルゼッリが先頭で引いている。これでタイム差が縮まっていく。
一方先頭集団はスプリンターのマキュワンを擁するダヴィダモン・ロットのホーナーらが引かないのでスピードが上がらない。ジルベール（フランセーズデジュ）がアタックするが、これもホーナーにつかれて逃げ切れず。そうこうしているうちに大集団に徐々に飲み込まれていって結局元の大集団となり、いよいよレースは残り１周に。
最後のコンコルド広場でフレチャがアタック。一瞬良い逃げかと思われた。これにエキモフも追従して逃げをはかるが、ダヴィダモン・ロットのアシストに追いつかれてしまう。このままトンネルに。トンネルを出たところで今度はヒンカピー（ディスカバリーチャンネル）が前に。そして後ろに着いていたポポヴィッチ（ディスカバリーチャンネル）を発射！うしろからリクイガスとAG2Rの選手が追走する。
しかし、去年このパターンでヴィノクロフを逃がしてしまったスプリンターのチーム、今年は同じ轍を踏まない。最後のシャンゼリゼに入るところでスプリンターたちが前に出てポポヴィッチらを吸収、最後はゴールスプリントに。
コースの一番左からヴロリヒ（ゲロルシュタイナー）が加速して先行する。しかしそのスリップストリームを使ってマキュワンが加速、一気にすばらしい速度で右前に出る。マキュワンの優勝かと思われたその時、さらにそのマキュワンのスリップストリームを使って出てきたのがハスホフト。一気にマキュワンのさらに右に出て加速。ハスホフトのギヤが重い。足の１回転ごとにマキュワンをぐんぐん突き放して最後は大きく差が開いた。
ハスホフト、両手の人差し指を天に突きあげて「いちば〜〜〜ん！」と言いつつ（たぶん）ゴール。ゴールラインを越えてから両手を握って「やった」とガッツポーズ。ステージ２位には追い抜かれたマキュワン、そして３位にはオグレディ（チームCSC）が後ろから追い上げてはいった。
これで今年のツール、ランディスの総合優勝が確定した。
考えてみれば、優勝候補と目された人が次々といなくなり、ランディスも一時は大きく遅れてどうなるかと思ったのだけど、最後は見事逆転でパリでのマイヨジョーヌを獲得した。凄い。まさにスーパーランディス、なツール・ド・フランスでした。
明日から、帰ってさみしくなるなあ…（＾＾;;
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