よしなしごと/2007-07-14
＜自転車＞ツール・ド・フランス 第6ステージ、総合争い10人の順位は？ †
第6ステージはタイム差は変化なし。いよいよ明日から始まるアルプスできっと変動がでてくるものと…（＾＾;;
| 順位 | 名 前 | チーム | 1位からのタイム差 |
| 2位 | アンドレアス・クレーデン | アスタナ | +00' 33" |
| 15位 | アンドレイ・カシェチキン | アスタナ | +00' 55" |
| 16位 | カデル・エヴァンス | プレディクトール・ロット | +00' 56" |
| 19位 | オスカル・ペレイロ | ケースデパーニュ | +00' 57" |
| 22位 | リーヴァイ・ライプハイマー | ディスカバリーチャンネル | +01' 00" |
| 23位 | デニス・メンショフ | ラボバンク | +01' 00" |
| 25位 | アレハンドロ・バルベルデ | ケースデパーニュ | +01' 03" |
| 47位 | カルロス・サストレ | チームCSC | +01' 16" |
| 48位 | フランク・シュレク | チームCSC | +01' 17" |
| 81位 | アレクサンドル・ヴィノクロフ | アスタナ | +02' 10" |
＜私＞今日はフランス革命記念日♪ツール・ド・フランスは誰が勝つんだろ（＾＾） †
夕べは樽金盃で飲んで帰って、そのままツール・ド・フランスの中継。前の晩が寝不足だったので疲れてて、最後、生で見損なって、目が覚めた後に録画したのを見直してました（汗）。このために録画してるんですよね（笑）
それにしても、最後一気にスプリントでステージ優勝してしまったボーネンも凄かったのだけど、ひたすら逃げていたウイギンズ、すばらしい活躍だったと思います。一人の逃げで大変だったのだろうけど。
今日はフランス革命記念日。思い出すのが2003年のツールでのヴィノクロフ。第9ステージのブールドワサンからギャップまでのステージがこの日だったと。
途中からアタックして逃げ続けるヴィノクロフ、タイム差をつけられたくないリーダーたちが追いかけて、その下りであのベロキの悲劇的な事故があったのは記憶に新しいところ。
2004年にはヴィランクが、2005年にはモンクティエが、とフランスの選手たちが活躍したのだけど、去年はポポヴィッチが。今年はフランス人の奮起があるのでしょうか。そういや、ローラン・ジャラベールが取った年もあったなあ…
今日は台風の影響で一日うちでふらふらと。本を読んだり昼寝（笑）をしたり、パソコンやったりしてました。
これから夕食＆ツール・ド・フランス。
＜自転車＞ツール・ド・フランス 第7ステージ。24歳のゲルデマンがマイヨジョーヌをゲット！ †
ツール・ド・フランス公式ページ
第7ステージはいよいよアルプスのステージ。ブールガンブレス〜グランボルナンの197.5km。
レース後半にあるコロンビエール峠がレースの勝敗を決めた。
それにしても、今日はフランスでもアルプスということでスイス国境近くを走るステージ。しかも台風が来ている日本と違って見事に快晴。遥かに見えるモンブランを始めとしたアルプスの高峰と手前に広がる緑の草原、そしてすっかりスイス風な家並みが美しい。あ〜、一度くらい行ってみたいものです…
やはり今日の主役はゲルデマン（T-モバイル）ですな。序盤に決まった15人の逃げに入ったゲルデマン、そのままいよいよ最後の、そしてこれまでで一番厳しい１級山岳ポイントのコロンビエール峠にかかる。
この登りで15人が崩壊していく。まず集団からグティエレス（ケースデパーニュ）とデラフエンテ（サウニエルデュバル）がアタック、他の選手との差を開く。一方、後方ではサヴォルデッリ（アスタナ）が遅れだし、集団が小さくなっていく。
その集団から今度はゲルデマンとフォフォノフ（クレディアグリコル）がアタック。2人はグティエレスとデラフエンテをとらえて追い抜いてしまった。追い抜かれた2人にランダルーチェ（エウスカルテル）が追いつき、追い抜かしていく…
後方のメイン集団ではラスムッセン（ラボバンク）の山岳ポイントを稼がせるために今年で引退予定のボーヘルト（ラボバンク）がものすごい顔で集団を引いている。
先頭では残り20km付近でドイツのファンの声援を聞いたか、ゲルデマンがアタック、フォフォノフを引き離す。フォフォノフはこの後、後方から追い上げてきたランダルーチェとデラフエンテらにも追い抜かされ、最終的にメイン集団に飲み込まれることになる。
追走の2人からはデラフエンテが脱落し、ランダルーチェのみがゲルデマンを追走。このまま山頂へ。山頂ではまずゲルデマンが通過、18秒遅れでランダルーチェ、そして約1分遅れでデラフエンテが通過。一方メイン集団から飛び出したラスムッセンは3分ほどの遅れ。このまま残りはひたすら下る15km弱。トラブルがない限り、ステージ優勝争いは前の3人、おそらくゲルデマンとランダルーチェの下りでの対決となった。
それだけでなくゲルデマンは今日まで58秒遅れの20位。総合リーダーのカンチェラーラ（CSC）は大きく遅れているので、総合2位のクレーデン（アスタナ）らに25秒以上の差をつければマイヨジョーヌだ。そしてこのまま行けば、おそらく取れることは間違いない。
下りに入ってゲルデマン、必死に降りていく。口の周りには塩と唾液で白くなるが、それにかまってられないほど。時にはクラウチングスタイルになり、時にはオーバーランぎりぎりでヘアピンカーブを曲がる。ガードレールのない下り坂、ひとつ間違えば谷底へ落ちて行きかねない…
このペースにランダルーチェ、追い上げるどころかどんどん引き離されてしまう。山頂で18秒だった差は30秒を越え、どんどん開いていった。ランダルーチェもあきらめ顔。
一方ゲルデマン、ゴール直前の細かいカーブもなんとか越えて、ついにグランボルナンのゴールへ。残り数百メートルで後ろを振り返る。後ろには彼を追い上げる者は誰もいない。ふと笑顔になり、それまでコースの端ぎりぎりを走っていたのが、コースの中央へ。しかし、スピードは最後まで緩めない。
そのまま勢いよくゴールラインへ。両手を広げて上にあげ、そのまま「やっちまったぜぇ〜」と叫ぶかのように頭を抱えてそのままゴール。
24歳のゲルデマンがツール・ド・フランス初出場で初ステージ優勝を飾った。2位にはランダルーチェ、そして3位にデラフエンテ。
ちなみに今日はフランス革命記念日だったのだけど、フランス人で先頭でゴールしたのはルフェーブルの5位。今年も7月14日にフランス人選手のステージ優勝はなかった。残念！
メイン集団が3分38秒遅れてゴールしたため、ゲルデマン、マイヨジョーヌも獲得、総合リーダーに。ついでに新人賞もゲット、さらに敢闘賞もゲット。総合2位にはランダルーチェ、総合3位はデラフエンテ、と、今日の逃げを決めた選手たちが上位に躍り出た。
昨日まで総合リーダーだったカンチェラーラは総合108位まで転落、しかしゴールでは指で7という数字を作って、7日間マイヨジョーヌを着続けたことをアピールしていた。
ということで、今日のステージで総合順位が大きく変わってしまいました。まさかまさかの24歳ゲルデマンの勝利、すばらしかったです。インタビューで感極まった表情でインタビューを受けていた顔はやはり24歳、しかし、明日からはリーダーの証しマイヨジョーヌを着てツールを走ることに。
ただし、明日のアルプス2日目のステージは今日を遥かにしのぐ厳しいステージ。終盤2つの1級山岳を越えた後、最後は1級山岳ティーニュへの山頂ゴール。今日の逃げで体力を消耗したゲルデマンが果たしてマイヨジョーヌを守ることは出来るのか？明日のステージが楽しみです♪
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