東京公録貧乏旅行/行き：各停＋快速乗換8連発編
【１本目】阪急宝塚線各駅停車 阪急梅田行 †
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今回の旅の始まりは地元の駅から阪急梅田行きに乗るところから始まった。
午前7時XX分、バタバタとしかし確実に荷物をまとめて家を出発。10分ほど歩いたところにある駅に向かう。天気もそこそこいいので助かった。
しかし、駅に着いてびっくり、予定していた電車がない！そう、土曜日に行くのに平日ダイヤを見てしまっていたのだ。おかげで本来乗るはずだった電車に乗れず、時間のずれたやつに乗らないといけなくなってしまった。これで大阪駅でゆっくりする余裕がなくなってしまったのは大きい。まあ、愚痴を言ってもしかたない。とにかく乗っていかないと…。
列車はそこそこ混んでいたが、たまたま空いていた隙間に座って梅田まで行く。ここはいつもの通勤経路だ。そして大阪駅まで陸橋を渡る。ここもいつも通り。そして「みどりの窓口」に行って東京までの切符を買った。8510円。駅員が「乗車券だけでいいですね？」と念を押してくれた。「各停で行くから」との返事は言い難い…
【２本目】大阪(8:00)から米原(9:23)まで〜 3206M 上郡発長浜行 新快速 †
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改札口を通り、5番線ホームに向かう。ホームに上がると人が多いのだが、一番端っこまで行くと人が少ない。楽勝楽勝。と、駅のアナウンスの英語の"Himeji"という音が耳に着いた。え、姫路？って？そう、反対側のホームに並んでしまっていたのだ（爆）
列車が来るまであとわずか、あわててホームを降りて隣の8番線ホームへ向かう。折しも神戸方面の各駅停車が到着したので階段を下りにくい。むりやり人の間を抜けて隣のホームに駆け上がる。ちょうど電車がやって来た。車両の一番端にある4人がけ（新快速は基本的に2人がけシートなのだ）に進行方向と逆向きに座り、節約のためうちから持ってきたペットボトル入りのお茶を飲む。最初から疲れてしまった…
ちなみに関西を走るこの新快速車両にはトイレが着いているのだが、なんと洋式である。通勤列車にしてはなかなか珍しいのでは？
電車は定刻通り出発し、町並みの景色を縫って走っていく。滋賀に住んでいる私にはこの線は米原までよく見慣れた風景なので落ち着いて見ていられる。それでも、瀬田川でボートをしているところとか、何回見ても良い風景だ。
大阪を出たときにはびっしり詰まっていた座席も京都を過ぎるあたりからすき始める。私の隣のおばちゃんは京都で、斜め前のおっちゃんは草津で降りてしまい、4人掛けには私の前にサラリーマン1人。やたらに回りを見回しだした。やがて近江八幡に着いて隣の4人掛けシートが全部空くとあわててそっちに行った。どうするのかと思ったらやおら靴を脱ぎ始めて座席に足を載っけてしまった。これがやりたかったのね〜（＾＾;;
などと思っている間に電車はそのまま米原に到着。
【３本目】米原(9:34)から大垣(10:05)まで〜 3204F 米原発大垣行 †
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米原駅で降りて一旦階段を上がって隣のホームへ。連絡通路はやたらに人が混んでいてなかなか前に進めない。大阪駅より混んでるぞ〜！それにしてもなんで大垣行きにこんなにたくさん？ホームに降りても人だらけだし〜。と思ったら、その多くは北陸に行く特急を待っていたようだ。その特急が止まらず各停が止まる乗車位置まで移動すると入り口の前に２，３人ずつ並んでいるだけ。ほっと安心して売店まで行き、チョコレートを買って再び乗車位置に。あ、時刻表を買うのを忘れた。
しばらく待ってようやく電車がやって来た。見慣れたカラーリング。ちなみにこのカラーリングの電車は以後も東海道線でずっと見ることになる。列車の長さが違うけど。この列車は確か6両編成だった。
一旦座席に座るが、隣に来た人が背中をど〜んとこちらに向けて座ってくれるので、反対の座席に移動した。やがて電車は出発する。
ここから先は東海道本線といいながらほんとローカルな感じの線になる。山の中を走っている感じは福知山線と同じような感じ。時々止まる駅も無人駅が多いような…。やがて前に大きな雪山が現れる。伊吹山だ。みんな一斉にそっちを見る。一人なんかはそちら側のドアに走っていって写真を撮っていた（＾＾;;
それにしても、途中で降りる人がほとんどいない。普通は乗ったり降りたりする人がいるのだけど…、と思いながら乗っているうちやがて関ヶ原を通ってだんだん回りの景色も平地に、そして大垣に到着したのだった。
【４本目】大垣(10:10)から豊橋(11:31)まで〜 5306F 大垣発豊橋行 快速 †
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大垣駅での乗り換え時間は5分。しかも列車は隣のホームだ。このあたりの列車の乗り継ぎはそういうことが多い。これまで乗ってきた列車が折り返しになるので反対側のホームに止まってしまうのだ。このへん、なんとかならないものですかねえ…
というわけで、階段を上り下りして隣のホームに止まっている列車に。ありゃ〜、混んでいる。座れない。
どうせ終点まで行くんだし、と奥に入って一休み。乗っているうちにわかったのだけど、大垣って名古屋まで快速で30分ちょいでいけるので仕事とか学校とか買い物とかに行く人が意外に多いみたいですねえ。考えてみれば大阪〜京都とか大宮〜上野とほぼ同時間だもんなあ。乗客の多くもどうやら名古屋まで行く人が多いみたい。とはいいつつも、列車は4両編成です。短すぎなんじゃ？
しかたないので真ん中でぼ〜っと立っていると、ドアのあたりで「あ〜、また乗ってくる。あっちいけ」とか言っている女性が一人…。まだドアが空いてない時ではありますけどね〜。かと思うと近くの高校生に話しかけたり、にぎやかな方でした。この方は岐阜で降りたような。
そして名古屋駅に到着。一気に人が降りて無事座ることが出来ました。後のことを考えると出来るだけ座っていたいですからね〜。
列車はそのまま名古屋市内を南へ。快速なので早い。なにしろ新幹線への乗換駅である三河安城駅も通過である（＾＾;;
岡崎にかかるころには建物もだんだん少なくなってきた。そして海が見えると蒲郡。さらに豊川を渡ると豊橋駅に到着である。
【５本目】豊橋(11:35)から浜松(12:08)まで〜 942M 豊橋発浜松行 †
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ここも短い時間のうちに階段を上がって隣のホームまで行く乗り換えである。いい加減しんどい。JR東海よ、ほんとになんとか出来ないのか？
こちらもそこそこの乗り。ただし電車も4両編成程度だったと思う。列車はロングシートに変わった。というか、これ以降大塚までずっとロングシートの列車だった。これだと窓の外が見にくいんだよね…。
向こうには黒人の人がサングラスをかけて立っている。雰囲気がシリアスなのでちょっとコワイ。無視して電車に乗る。もう一人不思議なのが。すぐ前の席に座っている若い男なのだが、やたらに携帯をかちゃかちゃやっている。で立ち上がってどこか行ってしまった。降りた、と思ってたらしばらくするとまた戻ってきて、今度は私の隣に座って携帯をかちゃかちゃ。駅に着くたびにまわりをきょろきょろ。こんな感じで浜松まで横に座っていたのだった（＾＾;;
鷲津を越えたあたりから、窓の向こう側には浜名湖が。この時間帯には天気もよく、気持ちよさそうな感じだ。昔この浜名湖をママチャリで一周したことがあるのだが、その時の記憶がよみがえってきたのだった。あ〜、この道走ったなあ〜。とか。
浜名湖が見えなくなってしばらく行くとそこそこ大きな街が。浜松市の市街地に到着。
【６本目】浜松(12:33)から熱海(15:09)まで〜 442M 浜松発熱海行 †
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ここまで4時間。まだ半分弱…（汗）
一番早いルートを取る場合、ここでもすぐの12時8分の列車に乗って行くのがベストなのだけど、列車が座れなさそうなのと昼食を食べたいということもあって、浜松駅で少しゆっくりすることに。下に降りて立ち食いそば屋さんに行くことに。ところがお店の自販機の前でおばちゃんが2人ほど貯まっている。どうやら自販機の前に陣取ってどれにするか選んでいる模様（＾＾;;
しかも千円札がうまく入らない、とお店の中に入った隙に肉そばを買って食べた。おいしかったけど、やはり汁は関東風でしたねえ。
さらにトイレに行くと、やたらにぎやかな子供たち、しかし顔は日本風なんだけど、話している言葉はどこか外国の言葉。
少し早めにホームに上がって列車を待つ。ホームにも立ち食いがあって（ここで食べてもよかったか）、親子連れがうどんを頼み、家族で食べている。お店の人が子供に「ぼうや、どこへ遊びにいくの〜？」と聞いたら「はままつぅ〜！」と。あの〜、ここが浜松なんですけど…（＾＾;;
ややあって来たのは3両編成の列車。ロングシートの端に腰をかける。ちなみにこの列車は今回乗った列車の中で一番長い時間乗った列車なのだった。あ、時刻表、買っとくんだった。
ややあって乗ってきたのがさっきの子ら。2人ほどがドアのところで座り込んでいる。事情を知っているのかと思ったら知らなかったらしい。だってそっちのドアばかり開くのだから。しまいに車掌が来て注意していた。
その子らも途中袋井かどこかで降りて再び電車は静かに。磐田や掛川、島田、焼津などを経て静岡に。でもまだまだ半分も行ってない。日の当たる昼下がり、さすがに途中居眠りもしてしまいます。まあ、終着駅までだから乗り過ごしもないでしょうけど。やがて窓の向こう側に富士山が見えてきました。このあたりは新幹線や高速と違ってゆっくり窓の向こうに見ることが出来るのでうれしいところです。反対側を見れば駿河湾、だし。後ろ向きになるのであまり見てられないけど…。沼津で一旦内陸に入って、三島を過ぎた後函南から長いトンネル、丹那トンネルを越えると熱海に到着。
【７本目】熱海(15:18)から小田原(15:40)まで〜 872M 熱海発東京行 †
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熱海の海岸の風景を楽しむ余裕もなく乗り換え。まあ、若干余裕はあるのだけど…
この電車は東京行きなのでそのまま乗っていってしまって、東京から山手線に乗ってもよかったのだけど、小田原から一気に池袋方面に出る列車に乗ろうと思ったので…。ただ、今回は乗っている時間が一番短い（22分）ので、乗り過ごさないよう注意が…、まあ乗り過ごしてもいいのですけどね〜
この電車から一気に車両編成が長くなる。さすがに東京行きだけありますね〜。やってきたのが10両の列車。その前に5両の車両を連結して、15両編成の列車になった。え、さっきから全部同じ列車に見える？済みません。このあたりはみんな同じカラーリングなんで…
で、熱海を出発。長いトンネルを抜けると湯河原に到着。そういやこの辺の温泉街も一度も行かずじまいだが、一度くらいは行ってもいいのかな？ただ、私の財布にあうかどうかが心配だけど（＾＾;;
ここからしばらくは海岸線、そしてトンネルが続き、その間に駅や町があるという感じ。トンネルが長いこともあって、ついつい眠くなってしまう…。あと、このあたりでは本をじっくり読んでいて景色も半分くらい見てないかも。
それでもなんとか我慢しているうちに、早川を過ぎて無事小田原に到着した。ここで乗り換え、いよいよ東京の中に入っていく。
【８本目】小田原(16:00)から池袋(17:18)まで〜 3670E 小田原発高崎行 特別快速 †
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小田原では20分の余裕があるので、売店でなくなってしまったお茶の代わりとしてエヴィアンを購入。あ〜、冷たくてきもちいい（＾＾）
そしてホームで待つことしばし、いよいよ池袋に向かう列車がした。特別快速高崎行き、ってことは途中から高崎線の列車となるわけ。私が以前住んだことのある上尾にも停車する列車だ。列車のアナウンスを聞いていると、「次は赤羽、赤羽、赤羽…」と突っ込んでしまいたくなったりして（笑）
そういやこの電車、つい最近高崎線や宇都宮線に導入されたやつなんだけど、座席が狭いんですよね。その上、途中に金属の棒があってさらに狭苦しくなってしまっている。いかにも関東らしいやり方、って気もするけど。
ドアの開いた列車に乗り込んでほっと一息ついていると、横にやって来たのは酒に酔った老人の団体…、なにやら楽しそうに身振り手振りもバタバタと話している。狭いんですけど〜（涙）
その団体も大船でみんな降りてほっとしたら、今度はおにいさん、やたらに広く座ろうとしている。狭いんですけど〜（涙）
携帯をポケットに入れては出し、出しては入れ、している。別に何も持ってないのだから持っておいた方が楽だろうに…。横浜からは右のドア横にカップルが。中華街でも行ったのか、中華風のにおいのする何かをおいしそうに食べている。私、空腹なんですけど〜（涙）仕方ないのでエヴィアン飲んでチョコレートを食べるのであった。
そのカップルが一通り何かを食べ終わる頃、列車は大崎駅へ。ここから先はよく知った街が続く。携帯かちゃかちゃのにいちゃんは渋谷で降りてしまった。窓の外には懐かしい景色。3年ぶりだもんねえ。こちら側は。やがて窓の外に黄色い電車、西武鉄道の電車が現れた。これも見るのはひさしぶり。そして午後5時18分、無事に池袋駅に到着したのでした〜。あ〜長かった。
【９本目】池袋(17:22)から大塚(17:25)まで〜 1629G 山手線外回り †
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と、落ち着いてはいられない。今回の公開録音があるナンジャタウンは池袋サンシャインビルなんだけど、私の宿泊駅は隣駅の大塚なので、ここは山手線に乗って一駅、大塚まで行く必要がある。
まずは高崎線〜埼京線のホームを降りることに。時間が土曜日の夕方なので登って来る人もたくさんいるのだけど、その人々をかき分けて下に降りて、隣の山手線上野東京方面行きのホームにゆっくり登る。ちょうど前の電車が出たばかりで空いているホームの乗車口案内のところに立ってまつことしばし、山手線の列車がやってきた。もはや座ることもなくドア口に立つ。
ドアが閉まり動き出してすぐ大塚に到着。あ〜、今度こそやっと着いた〜。下に降りていくと、都電荒川線の電車が走っている。
乗り換えること8回。地元の駅から大塚までおよそ10時間かけて無事到着した。達成感はあまりないなあ。それより早くホテルにチェックインしてちょっと汗でも流してから公開録音に行こうっと。と、ホテルを目指して歩き出したのでした…
【続く】
