Tour de France 2004
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サイクルスタイル
101年目のツールは今年はベルギーのリエージュで行われるプロローグで幕を開ける。
序盤はベルギー、ルクセンブルグを走るが、石畳の区間もあるので選手たちは気を抜けないだろう。
第4ステージのチームタイムトライアルを終わるとフランス北部をノルマンディ半島まで言った後リモージュまで飛行機で移動。そこからは中央山塊からピレネー、そして4日連続の山岳コースが設定されているアルプスへ。中でも山岳2日目のラルプデュエズへの個人タイムトライアルは文字通り今年のツールの山場となるだろう。
この厳しいアルプスを終えて、第19ステージの個人タイムトライアルの時点でどうなっているか。昨年のような接戦になっていれば、この個人タイムトライアルが最後の勝負となる。
そして、生き残った選手たちだけが最後のパリ・シャンゼリゼの周回コースを走ることが出来る。
昨日のステージ…Stage9
今日のステージ…Stage10
2004/07/13
第9ステージ | サン・レオナール・ド・ノブラ〜ゲレ | 160.5km
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勝手に予想〜
コースプロファイル
しまった、書き損なった…（汗）
レース
ということで、レースの内容から（笑）
今日は薬物疑惑がらみで２人の選手が不出走。さらにデュムラン（ＡＧ２Ｒ）も怪我で不出走。173人でのスタートとなった。
休養明けということもあってか、序盤から何回か逃げがかかるがいずれもつぶされる。しかし最初の山岳ポイントで飛び出したランダルーチェ（エウスカルテル）とシメオニ（ドミナヴァカンツェ）が逃げに成功。後方とどんどん差をつけて一時は10分を越える差に。その間にこれまでツールで完走したことのないキルシプー（ＡＧ２Ｒ）が今年も集団から脱落してリタイアした。
この２人を追ってクローン（ラボバンク）も飛び出したが、先頭の２人から離れる一方ということで追い上げをあきらめ92km地点の第２山岳ポイントを越えたところで大集団に戻るのだが、彼が戻って急に大集団がペースアップし始めた。先頭はスプリンターを擁するチームが数チーム上がってきて、総合や山岳で上位をねらえるような選手まで先頭交代をして加速する。安全圏に近いと思われてた10分差があっという間に縮まっていく。
一方、ランダルーチェとシメオニも必死で逃げてなかなか追いつくところまで行かない。残り1kmで15秒差。
ここで前の２人に牽制が入ってしまう。明らかにスプリントを始める２人。前に出されたシメオニは後ろを見て集団が来たことを悟ってしまうが、後ろで期を狙っていたランダルーチェは大集団に気がつかない。残り200mでランダルーチェがアタック。しかしその時スプリンターたちはすぐ背後に迫っていた。必死でランダルーチェは逃げるが残りわずか50mを切ったところでスプリンターたちが彼をとらえて追い抜く。最後はマキュワン（ロット・ドモ）、ハスホフト（クレディアグリコル）、オグレディ（コフィディス）が一直線に並ぶきわどいスプリントとなったが、マキュワンがわずかの差でステージ優勝。
しかしマキュワンも、まさか最後にスプリントになるとは思ってなかったのだろう。ゴール後、大笑いであった。
それにしても、ランダルーチェ、もう少し早くアタックしていればステージ優勝できただろうに…
| ステージ順位 |
| 順位 | No. | 名前 | 国籍 | チーム | タイム |
| 1 | 181 | R.マキュワン | オーストラリア | ロット・ドモ | 3:32:55 |
| 2 | 57 | T.ハスホフト | ノルウェー | クレディアグリコル | +0:00 |
| 3 | 91 | S.オグレディ | オーストラリア | コフィディス | +0:00 |
| 4 | 126 | J.ピノー | フランス | ブリオッシュ・ラ・ブーランジェール | +0:00 |
| 5 | 19 | E.ツァベル | ドイツ | Ｔ−モバイル | +0:00 |
| 個人総合成績 |
| 順位 | No. | 名前 | 国籍 | チーム | タイム |
| 1 | 129 | T.ヴォエックラー | フランス | ブリオッシュ・ラ・ブーランジェール | 33:03:36 |
| 2 | 91 | S.オグレディ | オーストラリア | コフィディス | +2:53 |
| 3 | 162 | S.カザル | フランス | エフデジュ | +4:06 |
| 4 | 131 | M.バックステッド | スウェーデン | アレッシオビアンキ | +6:27 |
| 5 | 66 | J.ピール | デンマーク | ＣＳＣ | +7:09 |
| 総合ポイント賞 |
| 順位 | No. | 名前 | 国籍 | チーム | ポイント |
| 1 | 181 | R.マキュワン | オーストラリア | ロットドモ | 195 |
| 2 | 57 | T.ハスホフト | ノルウェー | クレディアグリコル | 177 |
| 3 | 91 | S.オグレディ | オーストラリア | コフィディス | 175 |
| 総合山岳賞 |
| 順位 | No. | 名前 | 国籍 | チーム | ポイント |
| 1 | 12 | P.ベッティーニ | イタリア | クイックステップ | 20 |
| 2 | 98 | J.トムバック | エストニア | コフィディス | 14 |
| 3 | 87 | R.シュルツ | ドイツ | ゲロルシュタイナー | 12 |
2004/07/14
第10ステージ | リモージュ〜サン・フルール | 237km
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勝手に予想〜
コースプロファイル
ちょうど全日程の真ん中の第10ステージは距離が最長の237km、そして山岳コースということで、山岳ポイントが９つもある（汗）
中央山塊の山岳と言うことで超級の登りはないものの、休みなくつづく坂道でマイヨジョーヌのヴォエックラー（ブリオッシュ・ラ・ブーランジェール）もきびしいか？
そして山岳スペシャリスト、さらに総合を狙う選手たちにとってはようやく出番のステージだ。果たしてどのような展開となるのか？今年はここまで終始激しいレースが続いただけに明日のレースにも期待してしまったりして（＾＾;;
そうそう、明日はフランス革命記念日ではないか。がんばれフランスの選手たちっ！
レース
最初の山岳ということもあって、序盤はアタックの応酬。その中からヴィランク（クイックステップ）とメルクス（ロット・ドモ）が抜け出して２人で逃げを決める。
後方の集団はブリオッシュ・ラ・ブーランジェールがマイヨジョーヌのヴォエックラーのために引き、他のチームが出てくる気配がない。ブリオッシュの選手たちもヴィランクの逃げを決めさせようとしているのか、それとも疲れ気味なのか、ゆったりとしたペースでの引きとなり、先頭の２人との差はどんどん開いていく。
山岳ポイントをどんどんこえて、６つ目の１級山岳ポイントのペイロールへ。ここの厳しい登りでメルクスがヴィランクについていけなくなり、ヴィランクの一人旅へ。革命記念日のフランスはきっと盛り上がっていったことだろう。
この１級の下りでケスラー（Ｔ−モバイル）がコースアウトして鉄条網の杭に身体を打ち付ける激しい落車。しかしなんとか復帰（今日の成績は168位）。さらにイノー（クレディアグリコル）がやはり途中で激しい落車をして救急車で運ばれてしまった。
そんなうしろをよそにヴィランクはひたすら逃げ続ける。最後は大集団に5分19秒差まで詰められたものの、余裕の勝利。ゴールで最近なくなった知人の追悼で両手で天を差してゴール。インタビューでも涙が止まらないヴィランクだった。
後ろの集団は5分19秒遅れてゴールスプリント。ツァベル（Ｔ−モバイル）の前でクローデン（Ｔ−モバイル）がうっかり先にゴールをしてしまったが、後で何か言われるのかも（笑）
その後マンセボー（イジェスバレアルス）に続いて１日でも長くマイヨジョーヌを守りたいヴォエックラー（ブリオッシュ・ラ・ブーランジェール）がスプリントに加わりゴール。その後ろにはなんとアームストロング（ＵＳポスタル）もゴールスプリントに加わっていた…（＾＾;;
| ステージ順位 |
| 順位 | No. | 名前 | 国籍 | チーム | タイム |
| 1 | 101 | R.ヴィランク | フランス | クイックステップ | 6:00:24 |
| 2 | 17 | A.クローデン | ドイツ | Ｔ−モバイル | +5:19 |
| 3 | 19 | E.ツァベル | ドイツ | Ｔ−モバイル | +5:19 |
| 4 | 71 | F.マンセボー | スペイン | イジェスバレアルス | +5:19 |
| 5 | 129 | T.ヴォエックラー | フランス | ブリオッシュ・ラ・ブーランジェール | +5:19 |
| 個人総合成績 |
| 順位 | No. | 名前 | 国籍 | チーム | タイム |
| 1 | 129 | T.ヴォエックラー | フランス | ブリオッシュ・ラ・ブーランジェール | 42:42:14 |
| 2 | 91 | S.オグレディ | オーストラリア | コフィディス | +3:00 |
| 3 | 162 | S.カザル | フランス | エフデジュ | +4:13 |
| 4 | 101 | R.ヴィランク | フランス | クイックステップ | +6:52 |
| 5 | 66 | J.ピール | デンマーク | ＣＳＣ | +7:31 |
| 総合ポイント賞 |
| 順位 | No. | 名前 | 国籍 | チーム | ポイント |
| 1 | 181 | R.マキュワン | オーストラリア | ロットドモ | 195 |
| 2 | 19 | E.ツァベル | ドイツ | Ｔ−モバイル | 185 |
| 3 | 57 | T.ハスホフト | ノルウェー | クレディアグリコル | 177 |
| 総合山岳賞 |
| 順位 | No. | 名前 | 国籍 | チーム | ポイント |
| 1 | 101 | R.ヴィランク | フランス | クイックステップ | 73 |
| 2 | 185 | A.メルクス | ベルギー | ロット・ドモ | 57 |
| 3 | 12 | P.ベッティーニ | イタリア | クイックステップ | 36 |
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