Tour de France 2004
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サイクルスタイル
101年目のツールは今年はベルギーのリエージュで行われるプロローグで幕を開ける。
序盤はベルギー、ルクセンブルグを走るが、石畳の区間もあるので選手たちは気を抜けないだろう。
第4ステージのチームタイムトライアルを終わるとフランス北部をノルマンディ半島まで言った後リモージュまで飛行機で移動。そこからは中央山塊からピレネー、そして4日連続の山岳コースが設定されているアルプスへ。中でも山岳2日目のラルプデュエズへの個人タイムトライアルは文字通り今年のツールの山場となるだろう。
この厳しいアルプスを終えて、第19ステージの個人タイムトライアルの時点でどうなっているか。昨年のような接戦になっていれば、この個人タイムトライアルが最後の勝負となる。
そして、生き残った選手たちだけが最後のパリ・シャンゼリゼの周回コースを走ることが出来る。
今日のステージ…Prolog
明日のステージ…Stage1
2004/07/03
プロローグ | リエージュ | 6.1km
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勝手に予想〜
コースプロファイル
今年もいよいよツール・ド・フランスが始まる。今年のツールはアームストロング（ＵＳポスタル）の前人未踏の総合６連覇への挑戦、そしてそれを阻止するライバルが現れるか、気になるところだ。
今回のグランデパールはベルギーのリエージュ。先頃行われたクラシックのリエージュ・バストーニュ・リエージュのスタートでも知られた街だ。
前回のツールのプロローグではマクギー（エフデジュ）とミラー（コフィディス）が0.08秒差で勝負が分かれた。今回はミラーが不出場となってしまったが、他にもアームストロングやウルリッヒ（T-モバイル）らが活躍するか？また、去年プロローグでいきなり上位に出てきたスベルディア（エウスカルテル）にも期待が出来る。
レース
リエージュの街を走る今日のプロローグはドーピングチェックで出走停止になったゴンザレス（エウスカルテル）を除いた188人がスタート台に立った。
コースは途中石畳もあり、ヴェーロ（ファッサボルトロ）やロジャース（クイックステップ）など、何人かの選手が落車した。そんな中、ペレイロ（フォナック）が7分1秒39の好タイムを出して途中まで暫定１位をキープ。ペレイロに限らずフォナック勢は全体的に好タイムだったような…。フォイクト（ＣＳＣ）もこの記録に迫るが100分の3秒差で追いつかない。
その記録を破ったのがカンチェラーラ（ファッサボルトロ）。先日のナショナル選手権でスイスのタイムトライアルチャンピオンを獲得したカンチェラーラがペレイロを11秒上回る6分50秒94をたたきだし、残りの選手を待つ。
この後、優勝候補と目された『プロローグ男』のマクギー（エフデジュ）が走るがカンチェラーラから8秒遅れ。去年のツールでの最初のタイムトライアルの覇者ウルリッヒ（T-モバイル）は16秒遅れ、そして最後の出走となったアームストロング（ＵＳポスタル）も1秒64遅れで追いつかず、ツール初出場のカンチェラーラがいきなりマイヨジョーヌを獲得した。2位にはアームストロング、そして3位はJ.I.グティエレス（イジェスバリアルス）が獲得した。
| ステージ順位 |
| 順位 | No. | 名前 | 国籍 | チーム | タイム |
| 1 | 43 | F.カンチェラーラ | スイス | ファッサボルトロ | 6:50 |
| 2 | 1 | L.アームストロング | アメリカ | ＵＳポスタル | +0:02 |
| 3 | 74 | J.I.グティエレス | スペイン | イジェスバリアルス | +0:08 |
| 4 | 161 | B.マクギー | オーストラリア | エフデジュ | +0:09 |
| 5 | 57 | T.ハスホフト | ノルウェー | クレディアグリコル | +0:10 |
| 個人総合成績 |
| 順位 | No. | 名前 | 国籍 | チーム | タイム |
| 1 | 43 | F.カンチェラーラ | スイス | ファッサボルトロ | 6:50 |
| 2 | 1 | L.アームストロング | アメリカ | ＵＳポスタル | +0:02 |
| 3 | 74 | J.I.グティエレス | スペイン | イジェスバリアルス | +0:08 |
| 4 | 161 | B.マクギー | オーストラリア | エフデジュ | +0:09 |
| 5 | 57 | T.ハスホフト | ノルウェー | クレディアグリコル | +0:10 |
| 総合ポイント賞 |
| 順位 | No. | 名前 | 国籍 | チーム | ポイント |
| 1 | 43 | F.カンチェラーラ | スイス | ファッサボルトロ | 15 |
| 2 | 1 | L.アームストロング | アメリカ | ＵＳポスタル | 12 |
| 3 | 74 | J.I.グティエレス | スペイン | イジェスバリアルス | 10 |
2004/07/04
第１ステージ | リエージュ〜シャルルロワ | 202.5km
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勝手に予想〜
コースプロファイル
プロローグの後の第１ステージは小刻みなアップダウンが多いステージ。これらのアップダウンの一部はクラシックレースのリエージュ・バストーニュ・リエージュやフレッシュ・ワロンヌでも使われており、平坦ステージというには厳しいコースだ。
逆に一発ステージ優勝（あわよくばマイヨジョーヌ）を狙う選手たちに取ってはねらいどころかもしれない。
レース
第１ステージから激しい展開となった。途中、雨も降って落車も多かったが、全員最後まで完走したようだ。よかった。
序盤からフォイクト（ＣＳＣ）、ベッティーニ（クイックステップ）ら５人が逃げ出して前半の山岳をクリア、後半の比較的平坦な部分に入る。集団はカンチェラーラを抱えるファッサボルトロがかなりの長い時間追いかけ、第２スプリントの手前で逃げていた５人を捕まえる。
ところが第３スプリントの手前で今度はピール（ＣＳＣ）とワウテルス（ラボバンク）がアタック。一時は２分近く差を広げられ、それを追いかけたのはまたもファッサボルトロ。
こうしてゴール前までやってきたが、ファッサボルトロのアシストが最後に崩壊、遅れ気味にスプリントをしようとしたペタッキを押しのけて前に出たのはマキュワン（ロットドモ）。しかし、マキュワンよりわずかにはやくキルシプー（ＡＧ２Ｒ）がゴールラインを通過した。
マイヨジョーヌはカンチェラーラが守った形になったが、ペタッキのステージ優勝も狙いたいファッサボルトロにとっては重いマイヨジョーヌ、かもしれない…
| ステージ順位 |
| 順位 | No. | 名前 | 国籍 | チーム | タイム |
| 1 | 145 | J.キルシプー | エストニア | ＡＧ２Ｒ | 4:40:29 |
| 2 | 181 | R.マキュワン | オーストラリア | ロットドモ | +0:00 |
| 3 | 57 | T.ハスホフト | ノルウェー | クレディアグリコル | +0:00 |
| 4 | 83 | D.ホンド | ドイツ | ゲロルシュタイナー | +0:00 |
| 5 | 147 | J.P.ナゾン | フランス | ＡＧ２Ｒ | +0:00 |
| 個人総合成績 |
| 順位 | No. | 名前 | 国籍 | チーム | タイム |
| 1 | 43 | F.カンチェラーラ | スイス | ファッサボルトロ | 4:47:11 |
| 2 | 57 | T.ハスホフト | ノルウェー | クレディアグリコル | +0:04 |
| 3 | 1 | L.アームストロング | アメリカ | ＵＳポスタル | +0:10 |
| 4 | 69 | J.フォイクト | ドイツ | ＣＳＣ | +0:15 |
| 5 | 74 | J.I.グティエレス | スペイン | イジェスバリアルス | +0:16 |
| 総合ポイント賞 |
| 順位 | No. | 名前 | 国籍 | チーム | ポイント |
| 1 | 57 | T.ハスホフト | ノルウェー | クレディアグリコル | 38 |
| 2 | 145 | J.キルシプー | エストニア | ＡＧ２Ｒ | 35 |
| 3 | 181 | R.マキュワン | オーストラリア | ロットドモ | 30 |
| 総合山岳賞 |
| 順位 | No. | 名前 | 国籍 | チーム | ポイント |
| 1 | 12 | P.ベッティーニ | イタリア | クイックステップ | 13 |
| 2 | 98 | J.トムバック | エストニア | コフィディス | 12 |
| 3 | 69 | J.フォイクト | ドイツ | ＣＳＣ | 4 |
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