**＜ジロ・デ・イタリア＞第３ステージ、最後はイケメン、ベンナーティ！ [#y9fbeadb]
[[ジロ・デ・イタリア公式ページ:http://www.gazzetta.it/Speciali/Giroditalia/2008/it/]]~
~
第３ステージは地中海に浮かぶシチリア島南東のカターニアから北東のミラッツォまでの221km。シチリア島も今日が最後。~
今日はコースが前半山岳があるものの、後半はずっと海岸線のほとんど平坦コース、ということで、スプリンターのステージ、である。しかし、シチリア島の海岸線、きれいですねえ。今日は、海の向こうにイタリア本土も見えたりして、なんとなく日本の瀬戸内海とかを思わせる雰囲気、とは、テレビで見ているから、かもしれないけど。~
~
レースは前半に逃げたキアリーニ（LPR）、ビュファーズ（コフィディス）、ロワ（フランセーズデジュ）、シールトラーイェルス（クイックステップ）、ユルチョ（ミルラム）、そしてブル（ティンコフ）の6人の逃げ、そしてそれを追いかけるメイン集団の展開。~
昨日途中まで逃げたのに、ロースリにへそ曲げて逃げるのをやめてしまったロワが今日も逃げている。あまりに露骨にやめてしまったので、やはりあちこちからたたかれたんじゃないかな。今日はちゃんと逃げていた。しかし、集団も大きく逃がさず残り30kmでその6人は吸収されてしまう。ロワは昨日の方が勝てるチャンスがあったかもしれないのだけど…~
~
それにしても、今日は落車が多かった。やはり海の近いシチリア島ということで道路も砂が浮いたりして滑りやすかったのだろうか。~
6人を追いかけている時に、次々と選手が滑って多くの選手が落車、昨日ステージ優勝したリッコ（サウニエルデュバル）が落車して左手を痛めてしまったようだ。その後復活したけど。
6人に追いついた後は、キリエンカ（ティンコフ）（と、テレビでは言っていた）の落車に巻き込まれてマクギー（CSC）らが激しく落車、マクギーは右鎖骨を骨折してそのまま病院送りになってしまったようだ…~
~
レースはそのままゴール前に。シチリア島北端の岬をぐるっと回ってゴールに向かう。~
残り1km、先頭にはミルラムトレイン。しかし、2人のアシストと勝利を狙うツァベル（ミルラム）の間にはなぜかベンナーティ（リクイガス）。その左からティンコフのアシストがロッドを連れて前にあがる。ツァベルの右からはホンド（セッラメンティPVC）、そしてベッティーニ（クイックステップ）。しかし、ひたすらゆるやかに左に曲がるコースでベッティーニ、前に出れない。あきらめてしまった。その後ろのマキュワン（サイレンス・ロット）も前に出ることができず終了。~
~
ミルラム、最後のアシストのヴェーロ、ツァベルを発射、のはずがベンナーティを発射してしまう。後ろにツァベルが追走。ヴェーロ、スピードを落として後ろに下がるが、そこに左からのティンコフの選手たちが突っ込んでしまった。スプリンターのロッドはなんとかかわすが、トルーソフ、逃げ切れずにフェンスに激突、落車となる。~
この落車にホンドも一瞬スピードが落ち、優勝争いはベンナーティとツァベルに。しかし、ベンナーティ、好調だ。ツァベルの追撃を寄せ付けず、そのままゴール。力強くゴールラインを通過した後、さわやかに両手をあげて喜ぶあたり、イケメン、ベンナーティ、だわ〜（笑）~
追いつけなかったツァベルが2位、そして、そのうしろからホンドが3位でゴール。~
それにしても、ツール・ド・フランスやブエルタ・ア・エスパーニャで何度も勝利の姿を見ていたのだけど、ジロは初勝利、だったのね〜（＾＾）~
~
[[ダニエーレ・ベンナーティ公式ページ:http://www.danielebennati.com/]]~
~
総合成績は集団スプリントということで変わらず。総合リーダーはペッリゾッティ（リクイガス）、総合2位に1秒差でヴァンデヴェルデ（スリップストリーム）、そして総合3位にはソレンセン（CSC）。総合山岳賞のセッラ（CSFグループナヴィガーレ）はかわらなかったが、総合ポイント賞は今日ステージ優勝のベンナーティがゲットした。~
~
それにしても、落車続きで、最後まで落車のステージでした。特に優勝候補と目されたリッコの怪我が気になるところ。~
明日からはいよいよイタリア本土での戦い。明日も平坦ぽいので、果たしてステージを取るのは誰か、きになるところです♪
----
#pcomment(,,reply)
