ちゃり記/2005.01.29
2005.01.29(土) †
| コース：かない耳鼻科〜新三国橋〜なにわ自転車道〜矢倉緑地〜伝法大橋〜中之島〜毛馬水門〜赤川仮橋〜新三国橋(57.49km) |
まずは大阪港へ †
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前日の酒が残っているのか、それとも風邪気味なのか、頭が痛くて午前中は寝てたのだけど、どうしても耳鼻科に行かないと行けないので、お昼前に診察券を出して昼食後に診察してもらいました。
折しも、天気もよく、気温も暖か（この日の大阪の最高気温は15.4℃）、そして自転車に乗って耳鼻科に行ったのですがとても気持ちいい。ということで、ちょっと走りに行ってこようか、ということにしてしまいました。
それにしても、自転車に乗るのはほんと久しぶり。去年末は12月26日にプリンターのインクがなくなって、庄内のミドリ電化まで買いに行ったのですが、それからずっと乗っていなかったので１ヶ月以上ぶりということで。ということで今日は全体的にゆっくり目に走るつもりで出発です。
いつものように旧能勢街道から国道176号線に出て新三国橋へ。橋の手前で水を買って一気に橋を渡ってなにわ自転車道に降ります。ここも久しぶり、しかもここを海側に進んだのは去年の夏以来らしい…。その時は気が付かなかった（か、まだ出来てなかった）のだけど、途中船着き場になりそうなところもあったり、広場も出来ていて一部きれいになっています
さて、ペースはさっきも言ったとおりゆっくり目。20km/hちょっとくらいのサイクリングペースで走ります。足が悲鳴を上げないかちょっと心配だったのだけど、そんなこともなく神崎川沿いのうねうねした自転車道を前進。回りはまだ若干11月の台風の爪痕が残っているものの自転車道の砂もほぼなくなって走りやすい。かてて加えていい天気にそこそこ暖かな気温なのでとてもいい感じ。途中から車道の横を走るのですが、早く走っている車よりこっちの方が良く感じてしまうほど。
しばらく阪神高速３号神戸線、そして阪神西大阪線の下をくぐると出来島大橋。ここがなにわ自転車道の終点で、この橋をくぐって西島川自転車歩行者道へ。このあたり、前と基本的に変わらないので安心して走ってます。ぐるっと回って西島川の運河の横の道へ。横の川には船も止まっていたり、川を横切る水道管の上には「航行注意」などと書いていて、いかにも運河の風情。その横を進んでいくとだんだん回りは工場が。走る車もトラックが多くなってきます。もっともこちらはずっと自転車道だし、自転車道には自転車もあまり走ってないのでぶつかる心配もなし。ということで西島川自転車歩行者道に一番端にたどり着きました。
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ここからはしばらく車道を走って大野川緑陰道路?の終点横からぐっと土手にあがると、とうとう到着、淀川です。いつ見ても広いなあ〜。少しもやってますが大阪市街地のビル群もよく見えてます。向こうにはＵＳＪ、そして舞洲の建物群が、ちょっとＳＦチックに並んでるのも不思議な景色です。その向こうには阪神高速５号湾岸線のシルエット…
しばらく土手の上で深呼吸した後、矢倉緑地に向かいます。途中バイクが走ってきた。ここは自動車が入ってこれないと言うことで小さい子たちも道路で遊んでいるのだから、そんなところにエンジン付きので走るのはやめてほしいなあ。と思いつつ、もちろん私も自転車で人にぶつかることのないよう注意しながら前へ。やがて人工の潮だまりの横を通って矢倉緑地に到着です。入り口にお年寄りがたくさん集まっていて一瞬何事だろうと思ったけど、特に何もなかったよう。そのまま坂道を登って展望台へ。
展望台で自転車を止めて、まずはトイレへ。展望台、と言ってもトイレとゴミ箱、水飲み場があるくらいであとは芝生が敷いてあるだけ。でもそこにいるだけで気持ちいいです。向こうには阪神高速湾岸線、そしてヨットや船が浮かぶ大阪港。そんな景色をしばらく眺めた後、反対側から降ります。こっちの方は人工の岩がたくさん敷いてあってガタガタ揺れてくれます。そんなところをモタモタ走ったのだけど、いい加減いやになってきたところで普通の道へ。そして矢倉緑地を後にしたのでした。
そして中之島へ †
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さっき来た道を戻って淀川の土手を走った後、伝法大橋を渡ることにしました。ここを渡って舞洲の方に行くか、それとも大阪の真ん中に向かうか…。途中、土手の横の道を走るのですが、この道、淀川に遊びに来た人の車が大量に止まっていてなかなか走るのが怖い。しかも土手と逆側は高い崖になっているので…（汗）
福町南の交差点に出て国道43号線を南に進み、伝法大橋を渡ります。横にかかる新伝法大橋（阪神高速が走る）の橋梁工事を横目に見ながら橋を渡りきってさらに南へ。今回は舞洲はパスと言うことで。ここからもう少し南に行って伝法４丁目の交差点から左に曲がります。道が急に細くなって一気に大阪の下町と言った風情。家族連れやおばちゃんの横並びの自転車が大阪らしい（笑）
阪神電車のガードをくぐった後もしばらくはそんな町並みが続いた後、突然広々とした道へ。一気にどこかのニュータウンと言った感じ。高見フローラルタウンという今もまだ建設中らしい新興住宅街です。しかしいきなり雰囲気が変わったのでびっくりしたよ〜。途中では新しく出来たマンションへ引っ越しする松本引越センターの人たちも。そんな横を通り抜け、工事中の道を行き間違えたりしながら福山通運の横を通り抜けると広い道に。北港通です。片方はＵＳＪの北を通って舞洲に出るので、何回も通った道ですが、今日はまっすぐ北東へ、野田阪神と向かいます。
途中、『松下幸之助創業の地記念碑』という看板を発見、そう、その大開という街で今の松下電器が始まったのだそうですねえ。それを記念して（大阪日々新聞のページによると）去年記念碑が建てられたのだそうです。こういうのが見つけられるのも自転車の良さかも。ちょっと立ち寄って見てきても良かったのだけど、なんとなくパス。先を急ぎます。
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野田阪神から国道２号線に入ってしばらく東へ。そしてあみだ池通りに入って南にしばらく走ると堂島大橋が見えてきました。その手前には時代を感じる建物の莫大小会館（メリヤスかいかん：読めないですね〜）が目に入ったりして。
そして堂島大橋を渡るとどぉんと目の前に府立国際会議場が。そしてその横にはリーガロイヤルホテル。その前の道を走っていきます。ただ工事を行っているので走りにくい。たぶん京阪の中之島新線の工事らしいです。ただ、道路の交通整理をしている人たちは大変親切で、車を止めてもらって思わずお礼を言って先に。新しいきれいなビルや古くて重厚なビルなどいろんなビルが建ち並んでいるのを見ながら東へと進みます。ただ、歩道は人が多くて走りにくい。ということで、中之島遊歩道に入ってしまいました。本当は自転車で走ってはいけないかもしれないのですけどね。でも、人も少ないので走りやすいです。
途中の橋で、喪服を着て川に花束やお酒を投げている人たちが。ひょっとしてここで川に飛び込んで、あるいは落ちて亡くなった方の遺族なんでしょうか…
と思っているうちに日銀大阪支店の横を通って大江橋へ。そして信号を渡って大阪市役所の前を通り過ぎて、中之島の『みおつくしプロムナード』に入ります。
毛馬から赤川仮橋へ †
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『みおつくしプロムナード』は昔から遊歩道として何回も通ったことがある道。途中にある中之島図書館には学生のころ何回か行ったことがあります。さすがに社会人になって行く機会がなくなってしまったけど…
その中之島図書館の横を通り過ぎて、明治時代の雰囲気の残る中之島公会堂の横を通り過ぎます。ここでこないだうちの先輩が属する関西フィルが演奏会をやったとのこと。こんなところで演奏できるなんてうらやましい（＾＾）
中之島公会堂の反対側には東洋陶磁博物館、そしてその前には昭和の初めに御堂筋や地下鉄など今の大阪の基礎となる都市政策を行った関市長の銅像が。あ、今の大阪市も関市長ですか。ややこしい〜（＾＾;;
その東洋陶磁博物館の裏の道を進んでいくとバラ園が。１月だというのに暖冬のせいか、意外ときれいに赤いのやら白いのやら、ピンクのとか、いろいろバラが咲いてました。まるで春になったかのよう。それを見に来る人もそこそこ居ましたねえ。その公園を抜けて橋を渡ってしばらく行くと天神橋に登るループのスロープが。それをそのまま自転車であがります。３回ほどぐるぐる回って止まりかけたところで橋の上へ。そのまま橋の北から南天満公園に。このあたりはすでに北大阪サイクルラインの一角になっています。
公園の中の小道をひた走り、途中川崎橋を渡って対岸に。さらに北に登っていくと右（東）に藤田美術館、左（西）は川の向こうに造幣局が見えます。景色がいい。ちょっと曇っているけど。そこからさらに北に進んで桜宮橋をくぐって桜之宮公園。このあたりはきれいな自転車道になってて走りやすいです。春なんかだと桜の下を走ったりするのですが、さすがに桜はまだ咲いてません。
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さらに北上。家族連れの自転車を抜かしたり、散歩中の犬をよけたりしながら河川敷の公園の中を進みます。大川にはアクアライナーが走ってたりして。そんなのを見ながら走っていくとやがて毛馬橋をくぐってさらに入っていくと、見えてきました。毛馬閘門です。淀川から旧淀川の大川に流れる川の流れをコントロールする門ですね。その大きな門を見ながら土手に向かっていく上り坂を登ります。これが結構きつくて、しかも途中にバイクよけのゲートがある。バイクを入れないでおこうという考えはいいのだけど、ここにあるのは大変じゃまです。もう少しなんとかならないのだろうか。そのゲートを自転車を持ち上げて超えて、さらに坂道を登っていくと、再び淀川の広い流れです。
土手から河川敷におります。淀川大堤が目の前にかかってます。なにしろ最悪淀川をせき止めてしまおうというやつですから大きい。その大堤を目の前に眺めながら、川ぎりぎりのところにある道を川の上流に向かって進みます。結構水量が多い感じ。途中のわんどのあたりも水が一杯です。河川公園の横を越えて、一旦赤川仮橋の下をくぐって、少し向こうにあるスロープを上ります。一応すぐのところには階段もあるのだけど、そこを自転車で登るのはしんどそうなので。それならちょっと遠回りでもスロープを、と登って赤川仮橋にさしかかります。
前にも書いたのですが、この橋は淀川に架かる木の橋でして、本来は複線になるはずの鉄道の片方を使っています。ということで、横の鉄道を見ながらガタガタと。ほんとにガタガタ音がするのでちょっと怖いですね。下を見ると淀川の土手や流れも見えますし。とはいうものの、途中で止まってちょっとだけ景色も眺めたりして〜（＾＾）
ちなみになにわ自転車道の起点もこの赤川仮橋みたいです。でも、鉄道（仮称大阪外環状線）が出来たらこの橋はどうなってしまうのだろう。
最後はへろへろ〜（汗） †
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橋を渡って今度は土手の上をずっと走る道に出ます。久しぶりに走ったのですでに若干バテ気味ではありますが、気を取り直して前進。菅原城北大橋の下をスロープを使って通過、さらに豊里大橋は河川敷に降りないと行けないので河川敷に降りて、野球をやっている子供たちとか見ながら橋をくぐります。ここでついついまた土手にあがってしまいました。ここをあがるとしばらく砂利道を走らないといけないのです。河川敷を行けばずっと舗装道路なので楽なんですけどね。なんでだろう…
砂利道をガタガタと進みます。途中散歩しているおばちゃん、なぜか前から来ている自転車に気が付かない。ギリギリになって気が付いたのでかえって危なかった（＾＾;;
しばらく行くと舗装道路になって急に走りやすくなります。それなりのペースで走っていくとやがて大きな製紙工場が。ここが神崎川と淀川の分岐点で、自転車道はここから土手の下に降りて、今度は神崎川の河川敷を走ることになります。
製紙工場と取水場の間の道を降りて自転車道へ。ここからは新三国橋まで一本道。
ただ、おなかが空いてきました。そういや昼飯が少なめだったなあ。自転車の場合、あまり空腹だと動けなくなったりするのでちょっと心配。残りわずかとなった水を飲みます。空もちょっと曇りがちでしかも夕方になって少し寒くなってきた。ジャンパーの前をしめると暑くなるのでまた開ける、すると寒い、というのを繰り返し、さらに足も久々の自転車で疲労気味になってきました。太ももが痛い〜。
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あと、この時間は散歩している人とか、さらに犬を散歩させている人も多くて、追い抜くときも注意をしないと危険だし、どこかの大学の漕艇部が道に広がってミーティングしているし〜（＾＾;;
それでもようよう新御堂筋、地下鉄御堂筋線の下をくぐります。スピードはダダ落ちですし。で、次の鉄道が阪急宝塚線、これを越えるとすぐ新三国橋なんだけど、御堂筋線から阪急宝塚線までが長い。しかも近づかないと宝塚線は見えないのでここからがとぉ〜っても長く感じる。時々休みながら進みます。進みながら道の横を見ると、草がだいぶ生えてきている。台風の被害から徐々に復活しつつあるようです。
川をぐるっと回ってしばらく行ったら、ようやく見えた。阪急宝塚線。それをくぐって新三国橋です。あ〜、やっと着いた。って、考えて見れば今回はなにわ自転車道完全制覇か（笑）
ここのスロープをあがって国道176号線に。ほっとしながら橋を渡ります。途中の自動販売機で止まって、いかにも甘そうなホットのミルクセーキを買って飲むとおいしい。普段だと甘すぎると思うんですけどね、やはり疲れがたまってますから〜。
国道も車道にはほとんど出ず、歩道をモタモタ走行。途中で後ろから子供たちの自転車に追いかけられてちょっとだけ一生懸命走ったけど。最後、豊中四中から城山町の交差点へのちょっとした二段坂もなんとか登り切ってなんとか家に帰り着いたのでした〜。
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