ちゃり記/2007.10.07
2007.10.07(日) †
| コース：神崎川〜淀川〜鵜殿〜西国街道〜山崎〜宮前橋〜京都八幡木津自転車道〜樟葉〜鳥飼大橋〜神崎川(94.66km) |
京都を目指す †
秋の三連休、いい天気に誘われて、自転車に乗る。一瞬どこを走ろうか、と考えたが、前から考えてた山崎から八幡市の方に抜けるルートを走ってみることにする。このコース、去年のちょうど今頃にも挑戦したが、途中自転車の変速機が壊れて、山崎から豊中の自宅まで自転車を押して帰るはめになったコースの再挑戦でもある。
まずは途中のコンビニで水と補食にココナッツサブレ（笑）を買って天竺川へ。途中の履正社高校では文化祭のようだ。天竺川沿いの幼稚園は運動会をやっているらしい。やはり体育の日を含んだ3連休だからなあ。
いつもの天竺川の横の道を下って神崎川へ。三国橋を渡ってなにわ自転車道に入る。はじめて気がついたのだが、三国橋の南側には「三国の渡し」の石碑が建っていた。知らなかった。ここからなにわ自転車道をひたすら走る。思ったより快調だ。これなら結構いけそうな感じ。でも去年もそんな感じで調子に乗ってえらい目にあったので、ちょっと慎重に走る。やがて淀川に到着。やはり淀川は広い。
しばらく土手の上を走る。小さな公園があってトイレがここにあるので立ち寄った後、河川敷に降りる。ここからはひたすら河川敷を走ることになる。
鳥飼大橋の下ではいつものようにバーベキューやってる人たちが。しかし、いつ見てもなんとなく貧相な感じで、この辺に住んでる人とあまり雰囲気が変わらないのが哀れだ。その人たちがうろうろしている横を通り抜け、車止めを抜けると一気に雰囲気は変わる。左は土手、右は背より高い草の生い茂る草むらだ。静けさの中にも不思議な寂寥感のあふれる景色になる。この辺になると、地元の人が犬に散歩に来るくらい、後は川の方の茂みに住んでる人くらい、なのだろうか。
そんな所を抜けて、車止めの向こうはまた賑やかな家族連れや友人連れで遊びに来ている公園だ。そして運動公園やゴルフ場…。淀川の河川敷はいろんな景色があっておもしろい。
ゴリラ像と秋祭りの山車 †
しばらく走ると芥川と淀川の合流地点に。ここは前は確か遠回りしないと行けなかったのだが、最近は河川敷に橋が出来てそのまま土手を上ることなく行くことが出来る。橋を渡ってたら子供の自転車がうろうろしていて、それをよけようとしたら前から来た自転車のりの方とうっかりぶつかりそうになってしまった。挨拶してすれ違う。
やがて大きな橋が見えてきた。枚方大橋だ。橋の向こうの方にはひらかたパークの観覧車も見える。小さいときよく乗ったものだが…
橋をくぐり、ゴルフ場の横（なんとなくボールが飛んできそうで怖い…）を抜けると、淀川河川公園の大塚地区に着く。ここは子供たちもたくさん遊んでいる公園なので、スピードを落としてゆっくり走る。というか、公園の横の道って、車道なのね〜（汗）
公園の中の方を走っていくとコスモス畑が。きれいなコスモス畑に自転車を止めてぼんやり眺める。ふと気がつくとなにか怪しい人影がコスモス畑の中に？と見てみると、ゴリラの像だった。しかも、何カ所かにおかれている。のだが、なぜこんなものが？と思いつつも、先を急ぐ…
ゴリラの公園（笑）を抜けて人の多いところから離れると、再び雰囲気は荒涼としたものとなる。あちこちで土地が削られて道が造られている。むき出しの土で出来た塁があちこちにある。なんともいえない雰囲気だ。自転車で走っていくといきなり前でラジコン飛行機をやっている人たちが。このあたり、平日はダンプカーが疾走していそうだが、日曜日には静かなのでラジコン飛行機を飛ばすには最適なのだろう。
前回、ここから先に行けずに折り返したので、今回はとっとと手前で土手の上の道にあがる。歩道も狭い道で、見通しがいいので車も結構なスピードで走ってくる。注意してやりすごしながら前島クリーンセンター、大阪青凌高校の横を通り過ぎて先に。
右側の河川敷に広がるヨシ原が徐々に大きく広がっていく。どんどん広がっていって、とうとう鵜殿のヨシ原だ。見ながら走っていると左側にお祭りの山車が出されていることに気づく。どうやら近くにある春日神社の秋祭りに使われるらしい。秋の景色である。
鵜殿ヨシ原から西国街道へ †
さらにしばらく走っていくと、右側に広大な鵜殿のヨシ原。途中から土手に沿って歩道が現れるので、そちらに登って走る。淀川の河川敷一帯、ずっと人より背の高いヨシが生えていてその面積は約60ヘクタールにも及ぶのだそうだ。それが風のふく度にざわざわと揺れている。人間の住むところとはかけ離れた不思議な感じはなんともいえない。とはいうものの、このヨシ原も環境の破壊でかなりダメージを受け、人の手で再生がされているそうだが…
石碑が建っていてそれを見ていたら、石碑の後ろから子供が出てきた。何をしていたのか？
なんとなくヨシ原を見ながらぼ〜っとしていたい雰囲気でもあったが、まだまだ先は長いということで土手をヨシ原の一番北の方まで行って折り返す。下にも降りれるのだけど、今回は時間の都合でやめた。今度はゆっくり走りに来たいものだ。
川の向こうから小さくスピーカーで音楽、そして何か言ってる声が。運動会でもやっているのだろうか？川の向こうには京阪樟葉駅も見える。帰りにはそこまで行く、はずだ。トラブルさえなければ…
道を戻って先ほどの祭りの山車のあるところまで来て、土手から街の方に降りる。府道125号線を北上し、国道171号線を横切る。信号を渡るために遠回りしたら、道を間違えて集落の中に入る細い道に出てしまった。あわてて戻って府道125号線に。こちらも結構細い道やん。阪急とJRの踏切を越えて東西に延びる少し細い道に出る。
この道は京都に毎日行っていた時に電車の窓から見て、「あ〜、この道は自転車で走りたいっ！」と思った道だ。実はこれをするために今回は出てきたというところもある。理想実現、なんだけど、この道が西国街道だとは知らなかった。そのうち道に案内の看板がたくさん出てきたのでわかったのだけど。しかし、昔の街道沿いだけにお寺が多い。
線路沿いから島本町へ。来年開業するという島本駅、だいぶできあがっているようだ。その建設現場の横を通って島本町役場へ。このあたり道がきれいで走りやすい。だが、道がわかりにくい。山崎の手前でとうとう道を間違えてしまった。袋小路の住宅街の真ん中でぐるぐる回って結局元の道へ。犬がわんわん吠える。悲しい…
山崎から淀へ †
ようやく本来の道に戻ってしばらくJRの線路沿い走ると、見えてきた見えてきた。サントリーの工場。これもいつも電車の中からは見ているのだけど、目の前で見るのは初めて。近いせいもあるのだろう、電車から見るより大きく見える。茶色い壁がいかにもウイスキーのありそうな、サントリー貯蔵庫だ。さらに進むと山崎蒸留所の前の庭に出る。ここは工場見学もやっていて試飲も出来るそう。ぞろぞろと工場に向かって歩く人々は工場見学の人だろう。いいな〜、と思ったけど、酒飲んで自転車に乗るのもなんなので、ここはさらに先に進む。
山崎駅の裏側に出る。山崎幼稚園の横しばらく行くと道が細くなるが、自転車は十分通れる道になっている。ここも初めて通るのだけど、ちゃんと電車の窓から確認済みだったりして（笑）
一旦駅の向こう側に出た後、なかなか開かない踏切を渡って山崎駅正面へ。そこから阪急大山崎駅前のコンビニでお昼ご飯を、と、パンとペットボトルの紅茶を購入。背中が急に重くなる。国道171号線に出てしばらく北上し、小泉川のところで国道から離れて川沿いに桂川河川敷公園に。この公園でお昼を食べよう、と。
しかし、期待して行ったのだけど、桂川河川敷公園ってひたすら運動公園だった。ちょっとわびしい感じ。開いているグラウンドのベンチでパンと紅茶を食べる。はじめは天気が良かった空もこの頃にはだいぶ曇ってきた。
公園を出て小泉川沿いの道を戻って国道171号線に復帰。ここからそろそろちょっと疲れ気味ということもあって国道の右側の歩道を走っていく。交通量多い道だしね。大山崎JCTのところは高速から降りてくる車が怖いなあ、と思っていたのだが、ちゃんと自転車も通れる歩道橋になっていた。ありがたい。
この先の勝竜寺という交差点で右折して淀に向かうはずだったのだが、その手前の下植野という交差点で、歩道が急になくなってしまった。そのまま国道を進もうとするが、右側なので逆行になってしまう。前からはトラックがびゅんびゅん飛んでくる。しかたない、とあわててUターン。これもトラックが来る中、狭い白線の外側でのUターンなので大変だ。しかたなく下植野の交差点に戻り、阪急沿いに走る横の道に出た。そのまま無事に本来走る予定の府道204号線に。ここからはきれいな道でほっとする。やはりきれいで広い道が走りやすい。
淀水垂というところまで来ると、淀にある京都競馬場に行く人のための駐車場がたくさん。しかし、ここから淀の競馬場までは結構距離があるのだけどねえ。それでもここにおいていく人がいるのだから、すごいですねえ。
いよいよ京都八幡木津自転車道 †
ついに枚方大橋の上流、淀川が桂川、宇治川、木津川の３つの川に分かれているところを渡ることになる。去年もこれをやろうとしたが失敗したのだ。
まずは桂川にかかる宮前橋。渡りきったところで河川敷に道を降りて、京都八幡木津自転車道に出る。桂川から八幡市を通って木津に出るこの自転車道、これもいっぺん走ってみたかったのだ。ついに走るときが来た。ほんの一部だけど（笑）
入りはじめのところは一部工事中ということもあって、若干慎重に走り始める。しばらく走って土手の上に登る。ここからはひたすら土手の上を疾走だ。この自転車道は結構サイクリストの人が多い。大阪のなにわ自転車道とか北大阪サイクルラインよりも多くすれ違う感じだ。桂川の河川敷はこれまたヨシ原が。風でざわざわゆれていていい感じだ。
ただ、自転車の方がちょっと不調に。国道171号線を走っていたあたりからペダルがカクンカクンと空回りする感じ。一瞬去年自転車が壊れたことを思い出して不安になったが、なんとか走れるのでこれで走り続ける。まだまだうちまでは遠いのだ…
やがて国道478号線に出るところで、本来の自転車道はこの道をくぐって先に行くようになっているのに、そちらが通行止めになっていて、迂回路を通るように看板が出ている。しかたない。初めての道で不安だが看板に沿ってなぜか歩道橋のようなところも通りぬけ、府道13号線に出る。この道沿いに行けば枚方の方に出られるはず。しばらく走ると御幸橋（ごこうばし）に出る。この御幸橋なぜか同じ名前で２つある。役所の方では宇治川にかかる方を淀川御幸橋、木津川にかかる方を木津川御幸橋と呼んでいるようだが。この2つの御幸橋はどちらも昭和5年竣工ということでかなり古い感じ。少し上流側には新しい橋が工事中。でも古い橋も情緒あるから残してほしいような気もするけど…
まず宇治川にかかる御幸橋（淀川御幸橋）に。渡ろうとしたら、前からゲロルシュタイナーのジャージを着たサイクリストが（＾＾）
淀川御幸橋を渡ると右側に公園がある。なんか人が入っていくな〜、とは思っていたのだが、この公園は背割堤公園という名前で春には桜の名所にもなっているらしい。遊歩道もあるようなので、次回ここを通るときには行ってみたいものだ。
そして帰り道 †
さらに宇治川御幸橋にかかる。向こうに京阪八幡市駅の方が見えてきた。前にそびえる山はきっと男山だ。
渡りきって道を右折し、枚方方面に向かう。この時点で60kmを超えている。今日は100km走るのだろうか、100kmは超えないかな？どちらにしても自己最長だなあ〜、と勝手に喜んでたりして。
このあたり府道13号線は車道が広く横に細く路側帯で歩道になっている。左に八幡市駅前、石清水八幡宮にお参りする人の古い宿を見つつ、思い切り加速する。と、前からぞろぞろと中学生の団体？右側通行でこちら向きに。私は左側通行で車を避けつつ走っている。（たぶん）中学生ども、横に並ぶんじゃない！こちらは後ろから来る車にぶつからないかひやひやものである。
道は淀川にそって緩やかに曲がっていく。交差点もない道なので一気に樟葉まで。ちょうど京阪樟葉駅前の交差点で止まって水を飲んで、ふと横を見たらホームに立っている人が見えた。
ここからしばらく走って淀川の河川敷に降りる道に到着。ここは前、反対側から来たところの北限。ここからは知っている道だ。あ〜、よかった。
ここからは勝手知ったる道、とはいえ、以前はここまでしかこれなかったのだ。ということでまだまだうちまでは遠い。
牧野のゴルフ場の横を抜け、淀川の河川敷を走っていく。生い茂る木々の中を通るひたすらまっすぐな道を通り抜け、天野川を超えて枚方の街近くに。さっき快調に走り過ぎた反動が来て、スピードが上がらなくなってしまった（汗）
それでも淀川河川公園を抜けて鳥飼大橋に到着。橋を渡るために河川敷から土手にあがるのも結構つらい（笑）
橋を渡って神崎川に出る。なにわ自転車道では休み休み走る。でもこの休息でだいぶ体調は回復。最後はなんとか天竺川を通ってうちに帰ることが出来ました。
帰って距離計を見れば94.66km。あ〜、100kmには届かなかった。でも自己最長ではあります。あ〜、疲れた。帰りに買って帰って飲んだ発泡酒が最高においしかったのでした♪
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