自転車な話/2008-06-15
＜ツール・ド・スイス＞第2ステージ、アントン、フルムザーベルクを制す †
ツール・ド・スイス公式ページ
ツール・ド・スイス第2ステージは、ラングナウ・イム・エメンタールからフルムザーベルクまでの197km。途中2つの3級山岳を越えて、最後は1級の山頂ゴール。さすがスイス、いきなり山です（汗）
天気は雨ということで山の景色は見られなかったのだけど、それでも緑の草原（これはむしろ雨の方が美しい）と美しい建物を見ながら、スイス観光、ですねえ（笑）
今日のレースは2人のスイス人が活躍した。
まず前半はエルミガー（AG2R）。昨日のゴールスプリントでもフレイレ（ラボバンク）に続いて2位だったエルミガー、今日は序盤から単独で逃げた。どうやらスイスでもこの辺の出身らしいですね。ということで昨日がんばったのもそのあたりがあったのか。
途中最大で18分ほども差を広げたのだけど、やはり多勢に無勢、徐々に追いつかれてしまい、最後、フルムザーベルクへの登りはじめで集団に捕まってしまった。残念。
その後、厳しい登りの途中で何度もアタックがかかったものの、残り3kmあたりでF.シュレック（CSC）とデヴォルデル（クイックステップ）が逃げだし、それにアントン（エウスカルテル）、クネゴ（ランプレ）とザウグ（ゲロルシュタイナー）、キルシェン（ハイロード）とクルイジガー（リクイガス）、ロヴクヴィスト（ハイロード）らが徐々に追いついて、残り1kmで8人に。
ここでアタックをかけたのが2人目、地元スイスのザウグ。総合を狙う選手たちを尻目にアタック。一旦F.シュレックが追走するも追いつかない。今度はクルイジガーが追い上げる。クルイジガー、一旦ザウグを追い抜くが、最後500mほどの厳しい登りで失速、ザウグ、再度クルイジガーを追い抜き、必死の形相でペダルを踏んでゴールを目指す。
しかし、後ろからアントンが猛然と追撃、ザウグをあっさりかわしてしまった。2人目のスイス人もここで力尽きた。このままアントン、スピードを落とすことなくゴールへ。右手を突き上げ、その手を振り回してゴール。見事第2ステージのステージ優勝を飾った。2位には後ろから追い上げたキルシェン、3位にはクネゴ。
エウスカルテル：イゴール・アントンのプロファイル
総合成績もステージと同じ順序となった。総合リーダーにはアントン。昨日のフレイレに続いてまたまたスペイン人の総合リーダーだ。総合2位はキルシェン、そして総合3位はクネゴ。
総合山岳賞は昨日に続いてロースリー、そして総合ポイント賞は昨日3位で今日2位のキルシェンが獲得した。
それにしても、雨の厳しい登りで大変そうでした。結構寒かったような感じだし。
アントンはスペインのチームだからか、あまり前評判で出てなかったような気がするのだけど、さすがエウスカルテル、山は得意そうですね。
しかし考えて見れば、このチーム、以前アイトール・ゴンザレスやランダルーチェが同じ時期に開催されてるドーフィネ・リベレで総合優勝しているので、この時期は意外に強いのかも。となると、これから活躍するかも。
明日は比較的平坦なコースのレース。楽しみです♪
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