Tour de Hokkaido 2004
ツール・ド・北海道 '04 †
公式ページ
北の大地を自転車レースが走るツール・ド・北海道。札幌で行われたプロローグで始まり、函館まで全５ステージ、763kmを走るレース。国内ではジャパンカップと並んでカテゴリーの高いレース。
今年も海外や学生チームも含めて20チームが参加した。狙うはリーダーの印、マラカイト・ジャージ。今年は誰が獲得するのか？
コース †
2004/09/15 プロローグ 札幌市 個人タイムトライアル 2.6km †
プロローグは去年の最終ステージのクリテリウムが行われたモエレ沼公園を半周する2.6kmのプロローグ、去年のプロローグでもステージ優勝を飾った西谷選手（愛三工業）が今年も制して、リーダージャージであるマラカイトジャージを着ることになった。
ツール・ド・北海道 プロローグの成績
| ステージ順位 | ||||
| 順位 | No. | 名前 | チーム | タイム |
| 1 | 25 | 西谷泰治 | 愛三工業 | 3:04 |
| 2 | 154 | デーヴィッド・マッキャン | ジャイアントART | +0:02 |
| 3 | 124 | スヴェイン・タフト | カナダ | +0:02 |
2004/09/16 第１ステージ 札幌市−伊達市 185km †
第１ステージは札幌から定山渓、中山峠を経て伊達市に抜ける185km。途中、支笏・洞爺国立公園の山岳を通るなかなか厳しいコース。序盤、明治大学の長沼が差を広げたが、実業団のチームが中盤で追いついた。途中何回か逃げようと言う動きは決まらず終盤に。163km近くにある小さな丘でカーター（マルコポーロ）がアタックし、それに着いた15人が先頭集団となり、そのままゴールスプリント。最後はアジアNo.1とも言われるワン・カンポ（スミタラバネロ）がステージ優勝を飾った。総合では先頭集団の5位でゴールしたリボルツィ（日本鋪道）が総合で１位となり、マラカイトジャージに袖を通した。
ツール・ド・北海道 第１ステージの成績
| ステージ順位 | ||||
| 順位 | No. | 名前 | チーム | タイム |
| 1 | 85 | ワン・カンポ | スミタラバネロ | 4:48:02 |
| 2 | 13 | 野寺 秀徳 | シマノレーシング | +0:00 |
| 3 | 123 | キャメロン・エヴァンス | カナダ | +0:00 |
| 総合順位 | ||||
| 順位 | No. | 名前 | チーム | タイム |
| 1 | 4 | ジュゼッペ・リボルツィ | 日本鋪道 | 4:51:09 |
| 2 | 85 | ワン・カンポ | スミタラバネロ | +0:01 |
| 3 | 123 | キャメロン・エヴァンス | カナダ | +0:02 |
2004/09/17 第２ステージ 虻田町−長万部町 174km †
第２ステージは洞爺湖畔の虻田町から羊蹄山やニセコを通って一旦日本海側まで出た後、再び内陸に入り、最後は長万部がゴールの174km。レースは途中48km地点で13人の選手が逃げ、その中からさらにプロローグでステージ優勝をした西谷（愛三工業）が飛び出したが、その逃げも168km地点までにすべて吸収され、ゴールは集団のスプリントに。このスプリントを制したのは、なんと途中まで単独で逃げていた西谷だった。２位にはデイヴィッド（ジャイアントＡＲＴ）が、そしてワン・カンポ（スミタラバネロ）が３位に入って、微差ではあるが総合１位を取った。
ツール・ド・北海道 第２ステージの成績
| ステージ順位 | ||||
| 順位 | No. | 名前 | チーム | タイム |
| 1 | 25 | 西谷 泰治 | 愛三工業 | 4:27:17 |
| 2 | 154 | マッキャン・デイヴィット | ジャイアントＡＲＴ | +0:00 |
| 3 | 85 | ワン・カンポ | スミタラバネロ | +0:00 |
| 総合順位 | ||||
| 順位 | No. | 名前 | チーム | タイム |
| 1 | 85 | ワン・カンポ | スミタラバネロ | 9:18:24 |
| 2 | 4 | ジュゼッペ・リボルツィ | 日本鋪道 | +0:02 |
| 3 | 123 | キャメロン・エヴァンス | カナダ | +0:05 |
2004/09/18 第３ステージ 八雲町−上磯町 187.8km †
第３ステージは八雲町を出発して上磯町までの187.8km。序盤からアタックがかかるがハイペースの展開でなかなか決まらず、集団のままレースが進む。集団はレースリーダーのワン・カンポを擁するスミタラバネロがひいてゴールへ。ゴール前で野寺（シマノ）が落車したが、そのまま集団スプリント。昨日に続いて西谷（愛三工業）がステージを制した。
総合１位はステージ２位で入ったワン・カンポ（スミタラバネロ）が昨日に続いて首位をキープ。落車した野寺は総合３位に上がってきた。
ツール・ド・北海道 第３ステージの成績
| ステージ順位 | ||||
| 順位 | No. | 名前 | チーム | タイム |
| 1 | 25 | 西谷 泰治 | 愛三工業 | 4:25:34 |
| 2 | 85 | ワン・カンポ | スミタラバネロ | +0:00 |
| 3 | 73 | 水谷 壮宏 | ブリジストンアンカー | +0:00 |
| 総合順位 | ||||
| 順位 | No. | 名前 | チーム | タイム |
| 1 | 85 | ワン・カンポ | スミタラバネロ | 13:43:52 |
| 2 | 4 | ジュゼッペ・リボルツィ | 日本鋪道 | +0:06 |
| 3 | 13 | 野寺 秀徳 | シマノレーシング | +0:09 |
2004/09/19 第４ステージ 七飯町−函館市 157.5km †
第４ステージは七飯町を出発して亀田半島をぐるっと回り、函館市までの157.5km。明日は最終日のクリテリウムということで今日勝負をかけたアタックが繰り返されるが決定的なものにならず、勝負は函館市内へと持ち越された。その手前で村上（鹿屋体育大学）、山本（日本鋪道）、福島晋一（ブリジストンアンカー）が飛び出すがこれも吸収されて最後は集団ゴールスプリントへ。ゴール前の登りで最後は40人ほどのスプリントとなるが、これを制したのはまだ19歳の韓国の選手朴晟伯だった。総合１位のワンカンポは今日も２位で入り、首位をキープ、ただし、総合２位のジュゼッペ（日本鋪道）までは12秒、そして総合３位の野寺 秀徳（シマノレーシング）までは13秒。他の上位の選手とも時間差はあまり大きくない。勝負はいよいよ明日の上磯町で繰り広げられる最終ステージのクリテリウムまで持ち越された。
ツール・ド・北海道 第４ステージの成績
| ステージ順位 | ||||
| 順位 | No. | 名前 | チーム | タイム |
| 1 | 131 | 朴 晟伯 | ソウルメトロポリタン | 3:35:17 |
| 2 | 85 | ワン・カンポ | スミタラバネロ | +0:00 |
| 3 | 25 | 西谷 泰治 | 愛三工業 | +0:00 |
| 総合順位 | ||||
| 順位 | No. | 名前 | チーム | タイム |
| 1 | 85 | ワン・カンポ | スミタラバネロ | 17:19:03 |
| 2 | 4 | ジュゼッペ・リボルツィ | 日本鋪道 | +0:12 |
| 3 | 13 | 野寺 秀徳 | シマノレーシング | +0:13 |
2004/09/20 第５ステージ 上磯町 クリテリウム 60km †
第５ステージは上磯町郊外で1周4kmのコースを15周、60kmを走るクリテリウム。曇り空、横風の強い中で行われたレースは序盤から激しく動く展開に。特に上位にジャンプアップしたいヒルガー（マルコポーロ）、朴（ソウルメトロポリタン）、三船（ミヤタスバル）らが中間スプリントのボーナスタイムを巡って争い、その間に他の選手がアタックするが、いずれも決まらず勝負は最終周回、そしてゴールスプリントへ。
ゴール前数百メートルで総合１位のワンカンポ（スミタラバネロ）がアタックをかけるが集団に追いつかれて集団スプリント、そしてそれを制したのは昨日に続いて朴だった。総合１位はワンカンポが最後まで死守した。ステージ２位にはヒルガー（マルコポーロ）が入り、野寺（シマノレーシング）を抜いて総合３位に入った。ステージ３位のリボルツィ（日本鋪道）は３位でゴールし、微差で総合２位を守った。
日本人最高はその野寺。今年は残念ながら上位３人、そしてすべての賞に日本人は入ることが出来なかった。惜しまれるのは第２ステージでの西谷のセンターラインオーバーによる20秒のペナルティ。最終総合成績で21秒遅れであることを考えると、もしペナルティを取られていなかったら…、と思ってしまう。
ツール・ド・北海道 第５ステージの成績
| ステージ順位 | ||||
| 順位 | No. | 名前 | チーム | タイム |
| 1 | 131 | 朴 晟伯 | ソウルメトロポリタン | 3:35:17 |
| 2 | 62 | エディ・ヒルガー | マルコポーロ | +0:00 |
| 3 | 4 | ジュゼッペ・リボルツィ | 日本鋪道 | +0:00 |
| 総合順位 | ||||
| 順位 | No. | 名前 | チーム | タイム |
| 1 | 85 | ワン・カンポ | スミタラバネロ | 18:38:29 |
| 2 | 4 | ジュゼッペ・リボルツィ | 日本鋪道 | +0:11 |
| 3 | 62 | エディ・ヒルガー | マルコポーロ | +0:11 |
