WorldCup2004/6.HEW-Cyclassics-Cup - Hamburg
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HEWサイクラシック(2004.8.1) レース実況
ツール・ド・フランスが終わって久々のワールドカップ第６戦はハンブルグで行われたHEWサイクラシック。昨年はベッティーニが優勝してワールドカップの総合優勝に大きく前進した。今年は？
ひさしぶりのクラシックレースはハンブルグで行われているHEWサイクラシック。小さな丘が沢山続くめまぐるしいコースのレース。去年はワールドカップでチャンピオンとなったベッティーニ（クイックステップ）がこのレースも制した。今年は誰が勝つかな？
22:03 156km/残り94km
20km地点からここまで逃げていたのは、Radochla（イレスバレアレス）、Lochowski（ヴィーセンホフ）、ライネリンク（ショコラードジャック）、ミカエルセン（CSC）の４人。
一時は大集団と14分30秒ほども差をつけたが、今は5分25秒まで縮まっている。追いつかれるのは時間の問題か？それとも彼らがもう一段パワーアップして逃げ切りにかかるのか？
22:10 160km/残り90km
Lochowskiがメカトラブルのせいもあってか、その差は4分35秒まで縮まってきた。もはやミカエルセンはひくのを辞めてしまった。
大集団ではベッティーニ（クイックステップ）やウルリッヒ（T-モバイル）ら本命が前に出てきつつあるようだ。
22:25 170km/残り80km
今日のコースはハンブルグの街を８の字を描くように走る（コース図参照）のだが、その真ん中のスタート／ゴール地点を先頭の４人が通過した。大集団との差はまだ4分程度。
22:31 175km/残り75km
前の集団に動きが。ライネリンクがアタックをかけて、残り３選手を引き離した。
大集団まではさらに3分15秒後ろ。大集団の先頭はＴ−モバイル、ゲロルシュタイナー、ラボバンク、クイックステップ、という、このレースでいかにも勝ちたいというチームがひいている。
22:37 180km/残り70km
逃げていた選手のうち３選手は大集団に吸収され、逃げているのはライネリンクだけになってしまった。その差は2分5秒。
大集団はやはりＴ−モバイル、ゲロルシュタイナー、ラボバンク、クイックステップの４チームが引っ張っている。
22:42 185km/残り65km
ここへ来てライネリンクと集団との差は1分25秒へ。ライネリンクはコーラを飲んだりしているようだ。半分あきらめ気味？
一方大集団の方はアレッシオビアンキやサエコ、ロット・ドモなんかも出て来てあわただしい動きになっている。
23:05 200km/残り50km
私がお風呂に入っている間にライネリンクは大集団に捕まって、１つの大きな集団となった。
大集団の先頭は不安定で、ヘイ（ＣＳＣ）やメルクス（ロット・ドモ）らもアタックをかけるが今のところ成功しない。
23:15 209km/残り41km
大集団はエルベ川沿いの４級山岳を３周するコースに入った。ウルリッヒが積極的に前に来ているみたい。
23:20 211km/残り39km
２回目の周回の山岳ポイントでカシェキン（クレディアグリコル）ら15人の選手が集団と少し差を開けた。しかし、大きな差にはなっていない、ようだ。
23:23 213km/残り37km
先ほどの15人と同じかどうかはわからないけど、20人ほどの集団が抜け出したようだ。この集団にはウルリッヒ（Ｔ−モバイル）、レベッリン、ホンド（ゲロルシュタイナー）、オグレディ（コフィディス）、アスタルロア、ボルトラミ（ランプレ）、ディルーカ、バルドゥッチ（サエコ）、キルシェン、フレチャ（ファッサボルトロ）、カメンツィン（フォナック）らがいて、なかなか強力なメンバーだ。
23:29 218km/残り32km
やはりカシェキンもこの集団の中にいるらしい。全部で25人ほどになったのだが、下りで集団に追いつかれてしまった。もっとも大集団はものすごく長く伸びてしまっているらしい。
23:36 222km/残り28km
周回の最後の登りでまた集団が離れて、ウルリッヒ、レベッリン、アスタルロア、ベッティーニらの集団が先頭に、そしてその集団からベッティーニがアタック、メルクスが追いかけた。
23:38 225km/残り25km
ベッティーニとメルクスは後ろの集団に捕まり、再び20人ほどの集団に戻った。
23:41 227km/残り23km
先頭集団から今度はパオリーニ（クイックステップ）、デッカー（ラボバンク）、フレチャ（ファッサボルトロ）がアタックしたが、またまた集団に引き戻された。集団が強力なせいか、この集団からはまだ決定的な動きが出来ていない。
23:45 231km/残り19km
いよいよ残り20kmを切ってきた。
ファイリ（ドミナヴァカンツェ）がアタックをかけたが、スプリンター、そしてワールドカップ現在１位のレベッリンを擁するゲロルシュタイナーに阻まれてしまった。
23:50 234km/残り16km
ウルリッヒが集団の後ろからアタック。これはつぶされるも、アスタルロアがカウンターアタックをかけて、数人の選手が続いている。ウルリッヒもこの集団にいる。
ベッティーニ、アスタルロア、レベッリンの３人が先頭に、そして少し遅れてディルーカ、フレチャ、ウルリッヒ、そして残りの集団、と言う形で、登りに入っている。
23:52 236km/残り14km
うしろの集団は今はメルクス、ディルーカ、ゴンチャール（ディナルディ）、ウルリッヒ、ギルバート（エフデジュ）、フレイレ（ラボバンク）、ボッソーニ（ランプレ）ら。前の３人を10秒差で追っている。
23:55 238km/残り12km
前の３人に後ろの集団が追いつき、10人ほどの集団となった。残りはあと12km。
23:56 239km/残り11km
今度はギルバートとボッソーニがアタック。残りの選手たちは牽制が入って追い切れてない。ひょっとしてこの２人にチャンスが？
23:58 242km/残り8km
残りの選手がギルバートとボッソーニに追いついた。と、今度はメルクスがアタック！
0:02 244km/残り6km
ベッティーニがメルクスの後ろから追いかけている。果たして追いつくか。
0:03 245km/残り5km
メルクスが追いつかれ、25人ほどの集団で残り5km。
0:04 246km/残り4km
メルクスは再びアタックをかけるが、レベッリンが追い上げて逃げをつぶした。
0:05 247km/残り3km
この集団の中にはツァベル（Ｔ−モバイル）がいて、そのためにウルリッヒが彼をひく。ＣＳＣはグイディで、そしてゲロルシュタイナーはホンドで最後のスプリントを行うのか。
0:07 248.5km/残り1.5km
集団からウルリッヒがアタック。しかし、集団がつぶしてしまう。残り1km。
0:09 250km/残り0km
残り800mでホンドがスプリント、パオリーニ、レベッリン、アスタルロアが続く。パオリーニがベッティーニをひいて行き、ベッティーニが前に出るが、その右を飛び出したのがオグレディ。最後、ベッティーニを抜き去って初めてのワールドカップでの優勝。チームメイトのホワイトと抱き合って喜んだ。２位にはわずかに負けたベッティーニ、３位にはアスタルロアが入った。
また、ここまでワールドカップ総合１位のレベッリンは６位でゴールし、総合１位の座を守った。
ワールドカップ第6戦HEWサイクラシック 結果
| No. | 順位 | 名前 | チーム | タイム | 平均時速 |
| 95 | 1 | S.オグレディ | コフィディス | 5:51:39 | 42.707 km/h |
| 1 | 2 | P.ベッティーニ | クイックステップ | 5:51:39 | |
| 141 | 3 | I.アスタルロア | ランプレ | 5:51:39 | |
| 31 | 4 | O.フレイレ | ラボバンク | 5:51:39 | |
| 154 | 5 | G.ローウィク | ショコラードジャック | 5:51:39 | |
| 14 | 6 | D.レベッリン | ゲロルシュタイナー | 5:51:39 | |
| 28 | 7 | E.ツァベル | Ｔ−モバイル | 5:51:39 | |
| 81 | 8 | F.グイディ | ＣＳＣ | 5:51:39 | |
| 146 | 9 | A.ハウプトマン | ランプレ | 5:51:39 | |
| 144 | 10 | P.ボッソーニ | ランプレ | 5:51:39 |
ワールドカップ第6戦HEWサイクラシック終了後のワールドカップポイント
| 順位 | 名前 | チーム | ポイント |
| 1 | D.レベッリン | ゲロルシュタイナー | 232 |
| 2 | P.ベッティーニ | クイックステップ | 168 |
| 3 | O.フレイレ | ラボバンク | 167 |
| 4 | S.オグレディ | コフィディス | 150 |
| 5 | M.ボーヘルト | ラボバンク | 146 |
| 6 | S.ヴェーゼマン | T-モバイル | 131 |
| 7 | E.デッカー | ラボバンク | 130 |
| 8 | E.ツァベル | T-モバイル | 108 |
| 9 | M.バックステット | アレッシオ | 100 |
| 10 | P.ファンペテヘム | ロットドモ | 95 |
