**＜私＞壊れたテレビを運ぶ〜今日はツール・デ・フランドル [#k3862501]
結局今日もうちにいてしまった。なんとなく外に出る気がしなくて。外はとてもいい天気だったのですけどねえ。暖かかったし。でも、花見の人の中に埋まりたくなかったし…~
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というわけで、うちでパソコンやったり本を読んだり、といつもの日曜日、と思ったら、お昼過ぎに突如妻が現れて、古い壊れたテレビを運び出せ、という。なんか廃品回収業者が来たらしい。運びだせって、テレビにはアンテナ線も着いてるし、重い。私は腰を痛めたことがあるのであまり持ちたくなかったのだが（ほこりだらけだし）、しかたなくアンテナ線を外し始める。外れない。金具がしっかりと固定されててうまくまわらないのだ。~
手でやっててもらちがあかないのでペンチを持ってきてもらう。いきなりニッパーが出てきたのでキレて、ちゃんとペンチを持ってきてもらって、一生懸命外した。~
なんとか外れたが、最初指でむりやり回そうとしたので指先が痛い。~
アンテナ線が外れたテレビを持って下におろした。ちょっと心配だったがなんとか腰は大丈夫だったようだ。明日にならないとわからないけど。~
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夜はこれから自転車ロードレースの「ツール・デ・フランドル」を見る予定。~
このレースは264kmに及ぶコースの途中にベルギーの１７の劇坂と石畳が出てくるという恐ろしいレース。特に今年はかの悪路コッペンベルグが復活するそうで、恐ろしくも楽しみである。なにしろ石畳で22%の勾配を幅の狭いタイヤのロードレーサーで走るのだから、何も起こらないということはないだろう。サポートの車だって、うっかり停止したら走り出すのに苦労しているみたいだから（笑）~
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コッペンベルグは[[こんな:http://www.rvv.be/2008/fotos/Koppenberg6.jpg]]坂道。選手が止まってますな（笑）~
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去年は最後、バッランとホステの一騎打ちで、イタリアのバッランが勝って地元のホステが負けてしまったのだが、今年はどうなるのだろう。~
日本人では、唯一スキル・シマノから別府史之選手が出ている（ゼッケン２３１番）。活躍、というより無事に走り終えてほしいものだ、マジで。
**＜自転車＞ツール・デ・フランドル、今日はデヴォルデル、強すぎっ！ [#fb592299]
[[92゜Tour of Flanders公式ページ（英語）:http://www.rvv.be/2008/eng/deronde/]]~
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というわけで、夜はずっとツール・デ・フランドルを見てました。~
今年は久しぶりに悪路の劇坂コッペンベルグも走る264km。途中に17の坂と石畳、悪路が続く、ベルギーのレースの中でも超厳しいと言われるレースです。~
序盤は天気が悪くてえらいことに。気温が4℃とか。しかも雨が降ってて、その雨が雹に変わって雪に変わって…、と悪天候この上ないまま、中盤の坂にさしかかったあたりからテレビ放送が始まりました。~
序盤は天気が悪くてえらいことに。気温が4℃とか。しかも雨が降ってて、その雨が雹に変わって雪に変わって…、と悪天候この上ないまま、中盤の坂にさしかかったあたりからテレビ放送が始まりました。（でも、レース後半はえらい天気が良くなるし。ベルギーの天気はやはり難しいようです）~
選手たちも大変で。歩道を走って観客にぶつかりそうになるやつ、落車するやつ、パンクするやつ、コースアウトしてどろどろの畑に突っ込むやつ、コース横のコンクリートのブロックに激突して自転車をばらばらにし、もんどりうって吹っ飛ぶやつ…。やはりフランドルはすごいわ。~
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優勝候補の選手も例外でない選手もいたようで、以前このレースで上位に入ったこともあるツァベル（ミルラム）は中盤のモーレンベルグの坂の前でパンクして遅れ、坂の麓にたどりついた時は最後尾。しかも雨の石畳の劇坂と言うことで、他の選手が登れないので、しかたなく坂の下でぼんやり待って、いい加減みんな登ったところで後を追って追走して集団に戻ってたし、去年悔しい2位だったホステ（サイレンス・ロット）は今年は機械の故障で集団から脱落、チームメイトの働きもあってなんとか先頭集団には戻れたものの、もはや勝負出来そうになかった。~
それにしても、坂はすごかったですね。モーレンベルグ、コッペンベルグ、と、狭い坂に入るたびに、集団の後ろでは大渋滞になってしまって、そうなるとみんな自転車を降りて押して登らないといけなくなってしまうわけで、これってロードレース？という感じですね。選手の方々には申し訳ないのだけど、思わず笑ってしまいます。~
そんな中、コッペンベルグを自転車に乗ったまま越えようとしていた別府（スキル・シマノ）の姿を見かけたのはちょっとうれしかった。この後は全く映らなかったけど…~
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レースの方は、コッペンベルグを過ぎてすっかり小さくなった集団から何度も有力選手のアタックがかかり、慌ただしい展開。特にラボバンクがフレイレ、ラングヴェルトらがアタックをかけ、積極的な動きを見せるがいずれも集団に吸収。~
そんな中で、いきなりベルギーナショナルジャージを着たデヴォルデル（クイックステップ）がアタック。バッラン（ランプレ）、ヒンカピー（ハイロード）と言った有力選手が加わる5人の逃げが出来る。しかし、デヴォルデルは序盤からずっとアシストでがんばってたし、エースのボーネンがいるので逃げないはずなんだけど、と思って見てたら、その5人の逃げは徐々に集団に追いつかれて15番目の坂エイケンモーレンの手前で吸収、と思った刹那、再びデヴォルデルがアタック。~
そういや、去年もステーグマン（クイックステップ）が先頭集団でミュールの坂の前の前まで逃げ続けて、ボーネンの動きを助けるような事をしたことがあったのを思い出した。ただ、去年はそのボーネン、坂で遅れて3連覇を逃したのだけど…~
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逃げ始めたデヴォルデルに追いつこうと後ろから何人もアタックをかけるが、デヴォルデルが快調でなかなか追いつかない。そのまま16番目の坂ミュールに。ミュールでもデヴォルデルの勢いが落ちない。坂を単独で登り切ってしまった。やや遅れてフレチャ（ラボバンク）、ボーネン、バッランらが頂上を通過。その後もざわざわと選手たちが坂を越えていく。~
坂を登ってもデヴォルデルの勢いは落ちない。いよいよ残り12km。最後のヴォスベルクの坂に。ここで後ろから今日元気なラングヴェルトがアタックし、デヴォルデルを追う。その差が徐々に詰まっていき、2人のゴール争いになりそうな勢い。ところが残り10秒ほどになったところでラングヴェルトの足が止まってしまう。ずるずると後退、追走集団に飲み込まれてしまった。~
さらにこの集団からフレチャがアタック。独走力のフレチャの追走に差が再び詰まっていく。残り4kmでその差は9秒まで縮まる。再びデヴォルデル、ピンチ。追いつかれたら苦しい。ところがなんとびっくりフレチャも残り4kmの所にある小さな登り坂でスピードが落ちてしまう。その後ろから追いついて来たナイエンス（コフィディス）とともにデヴォルデルを追うが、もはや追いつかない…~
デヴォルデル、アシストで体力を使いながら、そのまま一人でアタックして何人もの追撃をかわして逃げ切ってしまった。むっちゃ強すぎ！~
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そのままデヴォルデル、残り1kmを切り、最後のカーブを曲がってゴール前に。ベルギーの最高峰のレースでのベルギーナショナルジャージを着たベルギー人の優勝に観客席が沸き立つ。~
デヴォルデル、ジャージを整え、両側の観客席に手を振って、最後は天に投げキッス、そのまま両手を挙げてゴール。デヴォルデル、第92回ツール・デ・フランドルの優勝を飾った。2位はやはりベルギー人のナイエンス、3位は最後、力尽きて追いつけなかったフレチャ。~
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[[ステイン・デヴォルデル公式ページ:http://www.stijndevolder.be/]]~
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しかし、まさかデヴォルデル、アシストをやってたりしたので、そのまま逃げて勝つとは思いませんでした。ライバルの選手たちもおそらくボーネンマークで誰もデヴォルデルがそのまま逃げるとは思わなかったのでしょう。去年のステーグマンは追いつかれてましたから。~
デヴォルデルもすごい。あれだけアシストをしていながら、そして途中からひたすら逃げていながら、すべての追走を振り切って逃げ切って優勝したのですから。彼も去年までいたディスカバリーチャンネルのチームが消滅し、自分の地元のクイックステップに移籍しての地元最高のレースでの優勝だったので、さぞかしうれしかった事でしょう。~
ボーネンもマークをされてることを意識して敢えて譲ったことがチームとしての勝利につながったという意味ではうまくレースを運んだのだと思います。~
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来週はパリ〜ルーベ、またまた石畳のクラシックレースで楽しみです♪
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