ちゃり記/2007.11.25
2007.11.25(日) †
| コース：高川〜神崎川〜淀川〜淀川河川敷〜十三大橋〜伝法大橋〜淀川土手〜なにわ自転車道(48.53km) |
高川を通る †
11月も終わりに近づいたというのにあまり寒さを感じないいい天気の日曜日だったので、今日もふらふらと自転車に乗りに行く。特にどこ、という目的地はなかったのだが、河原をふらふら走っていこうということで出発。まずは神崎川を目指す。
いつもなら天竺川沿いを南下して神崎川に出るのだが、今日はちょっと趣向を変えてそのもう一つ向こうにある高川に沿って降りてみようと思い立つ。神崎川では何度も「ここを通れるのだろうか」と気になっていたので。
西願寺橋をいつもなら南に行くのだが、今日は東に。いつも通らないルートで高川沿いに出る。土手にあがる道が細い。しばらく走ると道の反対側が遊歩道になって走りやすそう。そちらに行く。しばらく走ると川沿いの道がなくなっていた…（涙）
一旦下に降りて川の反対側へ。車道を再び走る。道が狭い。道が悪い。しかも時折車が来る。おちついて走れない。高川もそれほど見ていて楽しいほどでもないし、ようやく神崎川が見えたときはちょっとほっとした。しかし、天竺川を通るより少し近いはずなんだけど、むしろ長い時間に感じてしまったのは気分のせいか…
神崎川から淀川へ †
ちょっと向こうに榎木橋が見えるので、河川敷の「水鳥の道」には降りず、そのまま橋を渡って河川敷に降りなにわ自転車道へ。知ってる道に出るとほっとするなあ。道も比較的きれいだし。というわけでここからしばらくのんびり走っていく。青い空と水がいい感じだ。
デジカメでぼんやり写真を撮っていたのだが、そのうち、「淀川の人の通る橋を片っ端から撮ってやろうか」と思い立つ。ということで、この後それを実行してしまうのだが…。ただ、あまり上流まで行ってもしんどいので、鳥飼大橋から下流、と限定した。
というわけで神崎川沿いにひたすら走って、淀川の土手に。神崎川は安威川に合流する手前は割と川幅が細いので、逆に淀川に出るとその川幅に圧倒されてしまう。河川敷には緊急用のヘリポートがあり、もちろん使われていないので野球少年らが競争をするのに使ってたりする。そんなのを見つつ、橋の写真撮影開始っ（笑）
鳥飼大橋〜豊里大橋〜菅原城北大橋 †
まずはちょっと遠景だが（もう少し近づいたらよかった…（汗））鳥飼大橋。摂津市鳥飼西と守口市大日町を結ぶ橋である。一般道路の他に近畿自動車道と大阪モノレールが走っていて、この橋を渡っていると横をモノレールが通過していたりしておもしろい。自転車的には北大阪サイクルラインもこの橋の歩道を通過している。
私が自転車で走るときには、この橋はいつも一つの区切りになりますね〜。ここより上流、枚方側に行くと、ちょっと長距離というイメージになる。
この手前にある一津屋の芝生もなかなか気持ちよくて、子供を連れて行くにはいいところかもしれない。
ということで、写真を撮った後は下流に向かって出発！
しばらく人通りの少ない道を走った後、再び人の集まる公園のあるあたりに豊里大橋が。
豊里大橋は大阪市東淀川区大道南と守口市太子橋を結ぶ橋。国道479号線（大阪内環状線）が通っていて、橋の地下には最近開通した地下鉄今里筋線も走っているらしい。いわゆる斜張橋で太いワイヤがとても力強い。
この橋もすっとしたきれいな橋ですねえ。反対側から神崎川を目指すときは、この橋が「あと１つ」の橋でもあるので印象が強かったりする。河川敷は両側とも公園になっていて、橋の向こうではマーチングバンドの練習をやっているのが遙か遠くに聞こえる。こちら側では橋の下でバーベキュー、って、あまり見栄えが良くないとおもうけど、みんな好きだなあ…
豊里大橋を過ぎるとしばらく人よりも背の高いすすきやアシなんかがたくさん生えている川を見ながら走る。
その間の道を走っていくと…
次に現れる橋が菅原城北大橋。大阪市東淀川区豊里と旭区の城北公園あたりを結んでいる橋だ。この橋も斜張橋だがこちらはワイヤが細くてたくさん使われていて、これはまたきれい。
今回は北側を通ったのだが、南側の城北公園には桜や菖蒲などが植えられていて、季節には人がいっぱいなのが土手の反対側からでもわかる。また、この橋の南側一帯はわんどになっていて、たまった水に住む肴をつりに来る人も多い。
北側は河川敷はひたすら草が生えているところが続く。人の手を介している、とはいえ、自然が帰ってきている一帯でもあります。
このあたりは風も強くて、もう少し寒いと走るのもつらく感じてしまうようなところだ。雰囲気も住宅街と土手を隔ててこちらは寂しい感じ。
赤川仮橋〜淀川大堰〜阪急千里線鉄橋 †
菅原城北大橋からしばらく走ると、いかにも「鉄橋」という橋が現れる。大阪市東淀川区淡路と旭区大東町を結ぶこの橋、城東貨物線淀川橋梁、という名前だそうだが、本来複線の予定でかけられた鉄道だが単線の貨物線しか走っておらず、もう一方を人の渡る橋としてかけられているため「赤川仮橋」という名前がついている、という話はちゃり記でも以前に紹介したかと。
この時は滅多に通らない貨物列車が遙か遠くに通っているのが見えた。あと５分早く着ていれば近くで見れたのに…
この橋も近々おおさか東線となって複線の旅客線となるので、人が渡れるのもあとわずかとなる。この橋をわたるなにわ自転車道も菅原城北大橋を通ることになってしまうのだろうか…
近くに神戸大漕艇部の艇庫もあり、時折ボートがこのあたりに浮かんでたりする。
ここから道は再び荒涼とした感じとなる。レトロな柴島浄水場の取水塔が目をひくのだが、回りが工事中…
さらに淀川ゴルフコースの横の道を走っていくと、淀川を堰き止める巨大な物が…
デデーンと淀川にかかっているこいつは、淀川大堰。あ〜、通常は一般の人は通れないですね。でもたまに通れる時もあるようなので、「橋」の一覧に追加。大阪市東淀川区柴島から北区毛馬町にかかる巨大なゲートだ。
本来の淀川はここから南に曲がる、今は大川と呼ばれている川なのだが、明治時代に今の淀川（以前は「新淀川」と呼ばれていた）が出来て、その淀川と大川に流れる水をコントロールしているのが、この淀川大堰である。この写真だとちょうど一番手前と3番目のゲートが開いてますね。中の方の主ゲートが開くのは割とめずらしいのだけど。
南側には毛馬閘門があり、そのあたりから桜宮にかけては、春になると桜の名所となっている。
ここから橋が多くなっていく…
淀川大堰を通り抜けるとすぐに鉄橋が現れる。大阪市東淀川区柴島と北区天神橋8丁目を結ぶ阪急千里線の鉄橋だ。
阪急千里線は北千里を出て淡路駅で阪急京都線と交差し、一部は梅田へ、一部は地下鉄堺筋線に入っていく。その堺筋線に入る列車が淀川を渡るのが、この鉄橋だ。といいつつも、最初わからなくてJRの鉄橋だと思っていた。しばらく電車が来ない（１０分に１往復）ので気がついたのだけど…
鉄橋の下でぼんやり待ってたら、てっちゃんと間違えられそう…。私の方が思いつきでやってる分遙かに馬鹿みたいだが…
近くには野球場もあり、子供たちが野球の練習をしていた。
ふりむくと、すぐにまた車道の橋が…
長柄橋〜東海道本線鉄橋（新大阪側）〜新淀川大橋 †
うまく撮れていないが、長柄橋である。大阪市東淀川区柴島と北区本庄東を結ぶ。というか、前記の阪急千里線の鉄橋とほぼ平行して走っている。かつての大阪のメインストリートの１つ、天神橋筋はこの橋を渡って北にある柴島浄水所で淀川通とT字型に交差しておしまい、となってしまうのだ。
このあたり、高い草がたくさん生えていて、微妙に橋の写真が撮りにくい。というので見にくいのだが、真ん中のニールセンローゼ桁という白く塗られた丸いアーチが印象的な橋である。
先ほどの淀川大堰からはすぐなんだけど、この橋を見ると、「大阪の街中に来た〜♪」という印象を持ってしまう。
この辺からは、少年野球のグラウンドが増え、散歩している人もどんどん増えていく…
しばらく走ると、こちらがほんとのJR東海道本線の鉄橋だ。そりゃでかいわ。大きさで気がつかなかったさっきは間抜けなのかもしれない。
大阪市淀川区西中島と北区豊崎を結ぶこの橋は、言うまでもなく日本の鉄道の大動脈、東海道本線の鉄橋である。JR東海道本線は新大阪から一旦淀川を越えて大阪駅に着き、そこから再び淀川を越えて神戸に向かうのだが、こちらはその新大阪側の鉄橋。
南側にある教恩寺というお寺、別名「さつき寺」というお寺なのだが、お寺の建物に目玉がかいてあり、壁には「命を大切に」と書かれているのを電車から見た人も多いだろう。併設されてる保育所は「探偵ナイトスクープ」にも出てたなあ…
だんだん、自転車に乗ったことを書いてるんだか、橋の解説なんだか、わからなくなってきたぞ〜（＾＾;;
まあ、いいや…
そこからしばらく河川敷を走っていくと次に見えるのが新淀川大橋。というより、大阪人には「新御堂筋」と言った方が通りがいいだろう。
大阪市淀川区西中島と北区豊崎を結んでいるこの橋は国道423号線（新御堂筋）の間に地下鉄御堂筋線を挟んでいる、まさに北大阪の大動脈だ。ちなみに地下鉄御堂筋線はこの手前、中津駅を出たところで地上にあがり高架になっている。片側３車線の車道に鉄道が挟まれているのは上を走ると壮観だが、下を通るとかなりうるさい（笑）
まわりが草ぼうぼうでうまく写真が撮れなかったりするし。新大阪駅はすぐ北側である。
阪急十三鉄橋〜十三大橋〜新十三大橋〜東海道本線鉄橋（神戸側） †
この後、河川敷は公園となっていく。特に十三の近辺になるといつもいろんな花を植えてあるのでとてもきれい。春は菜の花だったが、今はオレンジ色の花（すみません、名前わかりません（涙））が植えられている。
その横を通るのは淀川区十三東と北区中津を結ぶ阪急の十三鉄橋。阪急のメインの路線となる京都本線、宝塚本線、神戸本線が走っている。関係ないが、梅田発の最終はこの３線の列車が同時に出発するので壮観である。電車の中はアレですが…
ちなみにこのころになってくるとかなり日が傾いてきて、だんだん夕方になってきてるのがわかる。何もしなければとうに通り過ぎてるくらいなのだが、橋を一つずつ写真を撮りながら走っているので、時間がかかってしようがない。
で、そのすぐ隣が…
その阪急十三鉄橋と並んでいるのが十三大橋。淀川区新北野と北区中津を結ぶこの橋は国道176号線が通っている、北摂の方に向かうメインルートの一つだ。北側の十三といえば、大阪有数の歓楽街。夜ともなればネオンがきらきら、というか、昼からでも立ち飲みは開いてるわ、キャバクラはやってるわ、の世界。もちろん、土手一つ挟んだ河川敷はそことは別の静かな世界だ。
この橋はうっすら赤いアーチが５つ並んでいて、なかなか美しい。その南側には梅田界隈のビルが並んでいて、手前のお花畑とあわせてなかなか良い景色である。
十三大橋の南側には昔の石造りの案内塔が建っていて、昔をしのばせるものがある。また、南側の土手ではどうやら舗装工事をやってるらしい。完成したら南側も走りやすくなるのかも。
ちなみにこの写真が13枚目（笑）
さらにその南に…
その阪急十三鉄橋と並んでいるのが十三大橋と、さらに並んでいるのが新十三大橋。やはり淀川区新北野と北区中津を結ぶこの橋は国道176号線の十三バイパスが通っている。バイパスの橋なので人は渡れないと思っていたのだけど、地図で見ると歩道が書き込まれている。間違いかもしれないが、いっぺん見に行ってみよう。
新十三大橋までたどり着いたところで、一旦十三大橋を渡って淀川の南側を走ることに。
淀川の河川敷、このあたりのグラウンドはほんとに野球をやってる少年たちが多い。まあ、うちの次男もやっているのだけど…。
そんなことを思いながら、ススキの横をひた走る。すでに日は大きく傾いている。そういや、今日はライト持ってくるのを忘れてた。日が暮れるまでに帰らないと（涙）
などと思いつつ、前からの夕日を浴びながら次に現れたのが、JR東海道本線の鉄橋。こちらは神戸側。大阪市淀川区塚本と福島区海老江を結んでいる。というより大阪と神戸を結ぶ、関西の大動脈、ですわ。
まだまだ、あるぞ。いつになったら終わるのやら…
阪神高速池田線〜淀川大橋〜阪神電車本線〜阪神高速神戸線 †
このJR東海道本線の鉄橋と並んでいるのが阪神高速11号池田線の橋。以前は池田線ではなく空港線と呼ばれていたと思いますが。これをまっすぐ車で走ると大阪空港の近くを通って池田まで行くと思う。
ちなみにこのあたりの橋というのは、なぜか鉄道と車道が隣接されてることが多く、しかも鉄道が東側にあることが多いので、西日を受けて鉄道の橋は暗く、車道は明るく写ることが多くなってくる…
まだまだ河川敷の道を走っていく、のだが…
阪神高速からさらにしばらく河川敷を走っていくと前に橋が見えてくる。淀川大橋、大阪市西淀川区花川と福島区海老江を結ぶこの橋、国道2号線が走っている。梅新交差点を起点とする国道2号線が最初に渡る大きな川が淀川で、その橋がこの淀川大橋である。
ちなみに河川敷の道はここで一旦終わり。ここからは川に沿った道となる。
さらに西へ…
ここからは川の堤防の外にあるきれいな道をしばらく走ることに。前に阪神高速3号神戸線が見える。次はあれだな〜と思っていたら、影になっていて見えない鉄道があった。
なんと阪神電車本線だ（汗）
大阪市西淀川区姫里と福島区海老江の間にかかるこの鉄橋はいわずとしれた甲子園へと続く鉄道である。ちなみに写真の東側には阪神淀川駅がある。写真のような日の当たり方なので、ほんとぎりぎりまでわからなかったし、逆からだとうまく写らないだろうなあ…
で、その隣に走ってるのが阪神高速3号神戸線だ。というか、いい加減名前がわからん（笑）
大阪市西淀川区姫里と福島区大開の間にかかっている。
だんだん、なにを書いてるのかわからなくなってきた…。
阪神電鉄西大阪線〜伝法大橋〜新伝法大橋 †
ええっと、ようやく河口が近づいてきた。
ここで再び阪神電車と遭遇。こちらは阪神電鉄西大阪線だ。現在は神戸の方から西九条までつながっている都会の支線、なのだが、来年だったっけ？この線がそのまま近鉄の難波までつながり、近鉄と相互乗り入れを行うことになっている。神戸から奈良まで1本の鉄道で行けるのだ。いや、神戸の人が難波に通ったり、遊んだりに便利になるかも。
自転車とは関係ない話ばかりになってしまい、すみません…、といいつつ、まだ書く。
ええっと、伝法大橋です。大阪市西淀川区福町と此花区伝法の間にかかるこの橋は国道43号線が通っている。淀川を渡る橋のうち人や自転車が渡ることの出来るもっとも西の橋でもある。ということで、うちからだと北港とか舞洲に行く際によく渡ってる橋でもある。
この橋を渡って南側に着いたときに、別の方向からリカンベントに乗った男と普通の自転車に乗った女のカップルがやってきた。そのまま隣の新伝法大橋の下をくぐろうとする。高さが1メートル半くらいしかないその隙間を二人は無理して通っていた。
隣に立ってた工事のおっちゃんが、最初は「へんな自転車やなぁ〜♪」、くぐろうとして「ありゃ、無理や〜♪」とうれしそうに私に話しかけてきた。こっちも笑ってたけど…
で、そのカップルがくぐっていったのが、この新伝法大橋。ちょっとうまく撮影するところがなかったので、遠い写真になってますが…
この橋はやはり大阪市西淀川区福町と此花区伝法の間にかかっており、いわば国道43号線のバイパスのような感じになっている。もちろん自動車専用である。大阪と尼崎、神戸の港を結ぶ橋の一つでもある。
そして淀川にかかる橋としては一番西の、つまり河口に一番近い橋なんである。
ということで、ようやく一番河口の橋までたどり着きました。写真を見てもわかるとおり、すっかり日も傾いて、早く帰らないと、え。もう一つ橋がある？え、あれは淀川じゃない、せっかく来たんだし、どうせ写真も撮ったのだからみせろって？わかりました、わかりましたよ〜（汗）
阪神高速湾岸線〜そして帰り道 †
最後、これは淀川の河口の外になるのだけど、阪神高速5号湾岸線。
大阪南港のあたりから六甲アイランドまで続くこの高速、当然自転車で使うことはないのですが…
それにこれが走っているのはすでに大阪港の中。もはや淀川ではありません。
普段は矢倉緑地から眺めているのですが、今回は時間がないので、だいぶ手前の淀川の土手で撮りました。
ということで、ひととおり撮って帰り道。
日が暮れるまでに時間がないので、西島川自転車歩行車道からなにわ自転車道をいっしょうけんめい走って、新三国橋から国道176号線沿いに帰ったのでした。うちに着く頃にはかなり暗くなりかけてましたが、なんとかセーフ、かな？（汗）
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