よしなしごと/2006-09-08
＜私＞暑い一日が戻ってきた… †
と言っても、8月に比べればだいぶマシではあったのだけど…
それでも、今週はずっと天気が悪くて涼しかったので、久々のきつい日差しはきくぅ〜、という感じだった。それでも久々に太陽の日に当たっているのがちょっと幸せだったりする。身体を太陽の光にあてて、ちゃんと殺菌しとかないと（笑）
明日がまた土曜日の休日出勤なので、今日はまっすぐうちに。
＜自転車＞ブエルタ第13ステージ、断崖絶壁の岩の上に立つ世界遺産の街がゴール！ †
ブエルタ・ア・エスパーニャ公式ページ
第13ステージはグアダラハラ〜クエンカまでの180km。
ゴールのクエンカは世界遺産にも指定された断崖絶壁の上にそそりたつ街。今日の中継でも実はなかなかその景色を楽しむことができたりして（＾＾）
そして、そのクエンカの手前の3級山岳がレースを激しくする要因となった。なにしろ石畳の登りらしい…
今日も前半でボーヘルト（ラボバンク）、レベッリン（ゲロルシュタイナー）、バク（チームCSC）、ベッシー（コフィディス）、ランダルーチェ（エウスカルテル）の5人の逃げが決まる。一時は7分半以上も開いたようだが、クラシックレースで活躍する選手が逃げているということもあるのか、3級の前に追いつきたいスプリンターのチームがものすごい勢いで追走。残り20kmほどで捕まってしまう。
この後、集団の中では各チームの位置取りが始まりはじめた。その時走っていたところは高速道路のようないい道なのだけど、この後、どんな道になってしまうのだろうか…
そして残り15kmを切ったあたりで急にカーブが続出。そのたびに道が細くなって行ってるようだ。集団が縦に長く伸びる。そして古風な石造りの街並みに入って路面はいきなり石畳の登りに。と、ハーゼルバッハー（ゲロルシュタイナー）がアタック。路面のいいところを選んで一旦先頭で逃げるが、すぐ後ろから来たディルーカ（リクイガス）に捕まってしまった。
ディルーカ、石造りの家に囲まれた狭い石畳の道を快調に登る。まるで春のクラシックのよう（＾＾;;
後ろからはバルベルデ（ケースデパーニュ）、ベッティーニ（クイックステップ）らが追いかけているのだけど、その追走集団の人数はかなり少ない。きっとさっきまでの集団中盤以降は、完全にずたずたになってしまっているに違いない（＾＾;;
ディルーカが追いつかれたところで今度はペレス（コフィディス）がアタック。これも一旦差を開くが、登りの頂上で後ろから来たバルベルデらに捕まってしまった。この集団もバルベルデの他はディルーカ、ベッティーニ、サストレ（チームCSC）、ヴィノクロフ（アスタナ）くらいしかいなかったりする。まるで山頂ゴールのステージみたいになってしまった…
ここで景色は一変。先ほどまでの中世ヨーロッパの街並みがいきなり消えてなくなって、回りは断崖絶壁の岩山とその下に広がる森。なんか凄い景色になってしまっている。夢の中の景色みたい。絶壁の上には徐々に家が現れて、クエンカの街が近づいてきたようだ。
下りに入って徐々に遅れた選手が先頭集団に戻ってきた、その時アタックしたのがサンチェス（エウスカルテル）。一気に数秒の差を開いて残りは数キロ。サンチェス、コースをよく知っているらしく、道のギリギリを通って逃げる。
後ろの集団は戻ってきたケースデパーニュの選手たちを先頭にサンチェスを追走。しかし、なかなか差が詰まらない。そのままゴール前にサンチェス、先頭で現れる。すぐ後ろからは追走集団。ゴール直前でかなり差が詰まってきた。
しかし、あとわずかの差をサンチェス、キープ。後ろを振り返って大丈夫だとわかると、両手を高々と上げてゆっくりゴール。ステージ優勝を飾った。サンチェスとのタイム差なしとなった2位争いは意外と激しいスプリントに。これをハスホフトが制して2位に。3位はバルベルデ。
バルベルデはかなり真剣にスプリントして、最後、前でゆっくり走るサンチェスにぶつかりそうになって左に避けた。そこにいたベッティーニ、ちょっと迷惑そうな顔だったりして。このあたりのバルベルデは明日の個人タイムトライアル、そして自らエースで出場することになるらしい世界選手権のことも考えていたのかも…
この総合リーダーであるバルベルデの最後のスプリントで若干タイム差がついて2位カシェキン（アスタナ）との差は27秒から35秒に、3位サストレとの差は44秒から52秒に広がった。まあ、大勢にはあまり影響はないと思うけど、最後僅差になったりしたら、この8秒が効くかもしれない（笑）
明日は、個人タイムトライアル。そしてコースの多くが今日と同じコースらしい。ってことはあの石畳の登り？そしてあの下り？いったい誰が勝つのか？そして総合の行方は？
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