よしなしごと/2006-09-16
＜私＞雨が降らなかった… †
夕べは帰りに飲み過ぎ、というほどでもなかったのだが、樽金盃〜北海〜樽金盃と「脚立飲み」って、そんな言葉はないか（笑）
でも、他にも「出戻り組」が居てはって、それなりに楽しくお話しして飲んで帰ったのでした。
帰ってからブエルタちゃんと見たのだけど、結局8人の逃げからベテランのアリエッタ（AG2R）が勝ったようで、総合も変わることなくヴィノクロフ（アスタナ）がバルベルデ（ケースデパーニュ）を53秒差でリードしたままらしい。
しかし、アリエッタと言ったらバネスト〜イリェス・バレアルスのイメージが残っているのでAG2Rのジャージはちょっと変な感じ。
その後、いろいろ家人とけんかとかして寝てしまったので、ページの更新しそこなってしまいました（汗）
今日は一日雨の予報、ということで、自転車には乗られんなあ、とうちでごそごそやってたのだけど、結局夜まで雨はあまり降らなかったらしい。まあ、ずっと雨が降りそうではあったのでしかたないんですが、ちょっと乗りたかったなあ、と。
今日はこれからブエルタのおそらく最後の闘いとなる、個人タイムトライアルがある。今年のむっちゃ面白かったブエルタの最終決戦がここで決まる、のか、それともヴィノクロフとバルベルデとの差が僅差になって、最終日までもつれてしまうのか（笑）
すっごく楽しみだわ〜（＾＾）
＜自転車＞ブエルタ第20ステージ、ヴィノ、誕生日の3勝目で総合優勝確定！ †
ブエルタ・ア・エスパーニャ公式ページ
ブエルタ第20ステージはマドリード郊外のリバス・フトゥーラ〜
リバス・バシアマドリットでの27.5kmの個人タイムトライアル。
総合リーダーの今日33歳の誕生日を迎えるヴィノクロフ（アスタナ）、このまま差を追いつかれたくないところ。だが、2位のバルベルデ（ケースデパーニュ）との差が53秒。総合3位カシェキン（アスタナ）と4位サストレ（チームCSC）との差も45秒。このあたりの走りによっては明日の表彰台の順位が入れ替わる、かも、というところだったが…
序盤、暫定1位に躍り出たのはボドロギ（クレディアグリコル）だった。さすがハンガリーのタイムトライアルチャンピオンにもなったことのあるスペシャリスト。34分35秒の好タイムをマーク。これにオグレディ（チームCSC）も迫るが6秒及ばず、レースは終盤に。
このボドロギのタイムを破ったのは、なんと総合7位のサンチェス（エウスカルテル）。20.5kmのチェックポイントで暫定のトップタイム26分27秒をたたき出し、そのままボドロギのタイムを20秒も上回る33分45秒をマーク、ボドロギに変わって暫定トップに立ち、残りの選手たちを待つ。
いよいよレースは表彰台をめぐる争い。まずは総合4位のサストレがスタート。サストレは3位カシェキンのタイム差45秒をひっくり返して総合3位にジャンプアップし、マドリードでの表彰台に上がりたいところ。2分後にはそのカシェキンもスタート。
ただ、カシェキン、もうひとつスピードが上がらない。連日の活躍で疲れが出てしまったか、最初の11.5kmのチェックポイントでサストレがカシェキンを8秒上回り、その差は37秒差に。この後の走り如何では逆転もありうる。
カシェキンの2分後にバルベルデ、さらにその2分後にリーダーのヴィノクロフがスタート。特にヴィノクロフは最初の石畳のロータリーで安全運転、一方バルベルデは攻めの走りで加速。そんなこともあってか、11.5km地点のチェックポイントではバルベルデが1位で通過、ヴィノクロフはバルベルデから3秒遅れとなってしまった。
しかし、ここからヴィノクロフ、強かった。安定した走りで逆にバルベルデのタイムを徐々に上回っていく。バルベルデは攻めの姿勢が若干不安定さにつながっていったか。
20.5kmのチェックポイントでは、逆にヴィノクロフがサンチェスを押さえて1位で通過、バルベルデは12秒遅れの3位となってしまう。
3位カシェキンと4位サストレの20.5kmでの差は15秒差。サストレも健闘するが必死で逃げるカシェキンに追いつけない。先にサストレが34分23秒の暫定5位でゴール。この後カシェキンが34分45秒とサストレより22秒遅れでゴールする。この時点でカシェキンの総合3位がほぼ確定。ゴール後、カシェキンがゴール地点に置いてある時計を何回も振り返って眺めていたのが印象的だった。
残すはバルベルデとヴィノクロフのみ。総合2位のバル~ベルデがゴール地点に現れた。やはりサンチェスのタイムは破れない。結局サンチェスから13秒遅れの33分58秒でゴール。後はヴィノクロフ。
そのヴィノクロフ、早かった。しかも、ゴール前でなおも必死に加速、貪欲にステージまで勝ちに行く…。最後は暫定1位だったサンチェスのタイムを6秒上回る33分39秒でゴール。ゴール後、右手を突き上げて勝利のガッツポーズ！
ヴィノクロフ、今年のブエルタ3勝目は33歳の誕生日の勝利、そして今年のブエルタの総合優勝を確定するステージ優勝となった。ステージ2位はサンチェス、3位バルベルデ。
総合リーダーはヴィノクロフ、総合2位のバルベルデとの差を1分12秒と開いてほぼ安泰。総合3位のカシェキンはサストレに詰め寄られたものの、こちらも確定と言っていいだろう。
いよいよ今年のブエルタ最終ステージとなる明日の第21ステージは最後マドリード周回のステージ。おそらく総合の絡む争いはないと思われるので、これでヴィノクロフが最後まで走りきれば、彼初めてのグランツール制覇、そしてアジア人で初めてグランツールの総合優勝者となる。3位のカシェキンもカザフスタン人だからアジア人2人が表彰台に。これも初めてのこと、のはず。
今年はアスタナ（旧リバティセグロス）、チームの問題でスポンサーが変わったり、監督が替わったり、ツール・ド・フランスに出られなかったり、とさんざんな１年だったのだけど、ついにようやくこの苦労が報いられる日が来たんじゃないだろうか。状況をはらはらしながら見守ってきたファンとしては涙が出そうなくらい嬉しいっ！（＾＾）
明日のマドリードゴールのステージはそのアスタナの凱旋ステージとなることだろう。
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