よしなしごと/2007-10-13
＜私＞人間ドック〜ダブル天神〜北海道物産大会 †
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今日は朝から人間ドック、ということで。
しかし、体調がもひとつ悪い。どうやら風邪を引いてしまったようだ。夕べコンサートの時は大丈夫だったのに…
朝、普段より早く起きて阪急〜地下鉄谷町線で天満橋へ。地下街でちょっと迷ったものの、無事人間ドックをやる病院へ。受付してもらい、服をなにやら緑なガウンに着替えて待つ。
序盤、進行は順調。意外と早く進んでいく。心電図をとっていただいた人がかわいい方で、ドキドキしたりして。あ、心電図だとやばそう（笑）
そして最後に大物が残った。腹部のレントゲンである。やった人なら知ってるだろうが、かなりの重労働となるのだ。なにしろ、腹を膨らませるバリウムを飲んでその状態でゲップにたえながら、傾いたレントゲン台の上でくるくる回りつつ息を止めたりしないといけないのだ。
前回は問題なく最後までいったのに、今回はトラブル続き。まず、最初の回転で左肘を強打。痛みに耐えつつくるくる回る。回ってるうちに発泡剤（バリウム、ね）が足りなくなってきたから、と飲み直して再度取り直し。
しかも、「息を止めて〜」ばかりで息継ぎができない。こっちは一生懸命回っていながらなので、何度か窒息しそうになった…（涙）
ようやく終了後、ビルの地下にある食堂街でブランチを食べて、そこからもたもた梅田に向かってあるく。大川を渡って西天満公園に出て、そこから大阪天満宮（いわゆる天神さん）にお参りした後、国道1号線沿いに西へ。そしてお初天神にもお参りしてから阪急の梅田駅に向かう。ダブル天神だ（笑）
ところがその頃から腹具合がやばくなってきた。腹部レントゲンの後、バリウムを出すために飲んだ下剤が効いてきたのだ。
ちょうど阪急百貨店があったので中に入り、さすがに婦人服売り場は入りにくい、と6階にある紳士服売り場へ。トイレに駆け込む。幸い（そのトイレでは）1個しかないトイレの個室はあいていた。間に合った。ラッキー。
阪急百貨店の7階では「秋の北海道物産大会」というのをやっていたので見にいく。うわ〜、えらい混みようだ。よく見るとどうやら人気商品のところにはとんでもなく長い行列ができている。たとえば、小樽の「日本海」という寿司屋の出店には1時間待ちとか…。そこまで並ぶか〜、と思いつつ、結局、十勝ワインのところで十勝ブランデーの原酒と、あとチーズケーキに大量に並んでた小樽「ルタオ」のチョコレート（こちらには全く並んでなかった）を買った。ほんとはマグロの短冊とかソーセージとか買いたかったような気もしたのだけど、そんなペースで買ってると財布が空になってしまいそう。でも、みんなおいしそうであった…
帰…、る前に、最後には…(笑）
＜酒＞今日のお酒 †
新梅田食道街「初音」
ビール２杯
おでん（たまご、牛すじ）
夕べ飲まなかったし〜、と。人間ドック後水分を摂れ、と医者にも言われたし（笑）
揚げ物もいいな、と思ったのだけど、あっさりとおでんに。裏で競馬中継のラジオが流れているのがいかにも立ち飲み的ですね〜。
さらっと飲んで、今度こそ帰ったのでした（＾＾）♪
＜音楽＞10/12 関西フィルハーモニー管弦楽団第197回定期演奏会 †
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場所 ザ・シンフォニーホール
●出演
指揮＆チェロ独奏： ダヴィド・ゲリンガス
●プログラム
◆モーツァルト： ディヴェルティメント ハ長調 K.157
Wolfgang Amadeus Mozart: Divertimento C major K.157
◆ハイドン： チェロ協奏曲第2番 ニ長調
Franz Joseph Haydn: Cello Concerto D major Hob.VIIb-2
◆チャイコフスキー/ボガティレフ補筆： 交響曲第7番 変ホ長調
Peter Ilych Tchaikovsky/Reconstructed by Bogatyryev: Symphony No.7 E-flat major
というわけで、うっかり翌日に人間ドックを入れてしまって、ハイドンとチャイコの間の休憩までしか飲食できなかったのだけど、それでも見に行ったのでした（笑）
今年はあまり聞かない曲がずらりとラインナップされてる関西フィル。今度はなんとチャイコフスキーの交響曲第７番、ってチャイコフスキーの交響曲は第６番「悲愴」までしかなかったはず。この曲は作曲家の死後２０世紀にボカティレフ氏が補筆して作られたのだそう。もちろん、私も初めて聞く曲だ。
実はモーツァルトのK.157のディベルティメントも聴いたことがなかった。まあ、全部聞いて知ってるわけではない、と思ってくださいませ。すみません、無知で。ハイドンのチェロ協奏曲も聴いたことがない、と思っていたが、これは一部そうでもなかった…（笑）
今回の席はO-12。久々に１階席だ。ただ、真ん中の方で回りに人が来たら狭いなあ…、と思っていたのだけど、今回は両側ともなぜか人がこなくて（その回りはいっぱいだった）ゆったり聴くことができた。ただ、前のおばちゃんの団体がうるさかったり、一つ前の席の老カップルが演奏中も話してたり…。まだまだ関西の聴衆のレベルは低いのか…
あと、ステージにで〜んとハープが。モーツァルトやハイドンでハープを使うとは思えないので、チャイコフスキーで使うのだろうけど、チャイコの交響曲でハープのある曲なんかあったっけ？とちょっと不安な気分。
さて、関西フィルの定演といえば演奏前のプレトーク、だが、今回は旧ソ連邦（現：リトアニア）の出身のゲリンガス氏。果たしてどうなるのだろう、と思ってたら、コンサートマスターのバブアゼ氏が通訳として出てきた。バブアゼ氏もやはり旧ソ連邦（現：グルジア）の出身だったのですね。
ゲリンガス氏の師匠ロストロポーヴィッチ氏の話とか今回演奏する曲の話（場所のせいもあってちょっと聞きづらかった）などを聴いた後、いよいよ楽団員が入ってきて演奏が始まる。
まずはモーツァルトのディベルティメント。弦楽五部、だが、小編成での演奏ということで、半分くらいが出てきての演奏。先ほども書いたとおりこの曲を初めて聴くのだけど、いかにもモーツァルトな曲。ただ、後期のモーツァルトの方が聞き慣れてる耳としてはちょっと穏やかな感じ。特に短調の第２楽章は半音階的な動きが多くて、ちょっと不思議な感じでした。そもそもモーツァルトの短調の曲って普段あまり聴かないような…（最晩年の有名どころは除く）
いったん演奏者が退いた後指揮台に椅子が置かれてオーケストラのメンバーが登場。弦楽５部にオーボエ２、ホルン２、だったかな？そしてゲリンガス氏がチェロを持ってきて登場。指揮台の真ん中にチェロを持って座って、ハイドンの協奏曲第２番です。
ゲリンガス氏はそもそもチェロ奏者ということもあって、しかも技巧的にもかなりの技術の要る曲らしく、しかしゲリンガス氏のチェロの音、時に激しく時にやさしく、多彩に音を響かせてなかなかすばらしい名演でした。この曲も知らない、と思ってたら、第２楽章はうちのCDに単独で取り上げられててiPodでよく聴く曲だったので、あ〜、この曲だ〜。と。初めて知ってる曲が出てくるとうれしかったりして（笑）
すばらしい演奏に気をよくしたのか、この後、アンコールに「熊蜂の飛行」、さらにもう１曲、たぶんバッハの無伴奏チェロ組曲のサラバンド、じゃないかと思うのだけど、２曲ものアンコールに観客席はさらに拍手喝采でした。
休憩をはさんで、最後はチャイコフスキーの交響曲第７番。聴いたことのない曲、そしてチャイコフスキーの交響曲で長調ってのも珍しいなあ（第３番は長調だが）、と思いつつ、期待と不安を感じながら演奏を聴きます。今度はさすがに大編成。ハープも入っての演奏。
この曲は日本で２度目の演奏。日本初演は去年、やはりゲリンガス氏の指揮で九州交響楽団が演奏したのだそう。
演奏が始まります。第１楽章、静かな曲の導入から徐々に盛り上がっていく曲。しかし、なんか変な感じ。いや、演奏はすばらしいのですが、これまで聴いてたチャイコフスキーとどことなく違った感じ。いかにもチャイコフスキー的なパッセージも随所にあるのだけど、なんとなく勘所が若干ずれたり余分な音が聞こえている感じ。やはり曲が完成までいってなかったからなんだろうか。変ホ長調といいながら短調の部分が多いような気もするし。
ゆったりした第２楽章の後、第３楽章の短調のスケルツォは細かい弦の動きにトライアングルが印象的で、これはチャイコフスキーらしい感じ。そして第４楽章は打楽器が大活躍する賑やかな楽章。交響曲というよりはむしろ管弦楽曲にありそうな感じ。ただ、時折、「あれ？」と思うところは何カ所か。最後は第４番のエンディングを思わせるような激しいエンディングで曲を終えたのでした。
ゲリンガス氏がわざわざこの曲をやった意味というのは、おそらくチャイコフスキーの「生」を語りたかったのですね。チャイコフスキーの晩年って自殺したとか暗いイメージがあるのだけど、そうではなくて最後まで生きることを大事にしていたと、それを伝えるために、九州で、そして関西でこの曲を演奏したのでしょう。
そういった意味でも、とても貴重な演奏を聴く機会だったなあ、と思ってしまったのでした♪
＜WHO＞鳥インフルエンザ続報（インドネシア） †
Avian influenza – situation in Indonesia – update 19
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